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【アメリカ大陸縦断記Day94🇨🇱】街全体が世界遺産のバルパライソ

10月1日からアメリカ大陸を一人旅しています。

刺激的な日々の中で感じたこと・考えたことを一言一句逃すまいと毎日日記を書いています。

1/2(月)

昨日は何もしていないのに依然として疲れが残って起き上がったのは10時すぎ。寝すぎで頭が重い。チェックアウトした後は数日分溜まっていた日記を書いてから街を歩いた。

カラフルな階段を登ると壁一面がアートで彩られたお洒落な小道にたどり着いた。バルパライソは汚い・治安が悪いとネガティブなイメージが先行していたが、カラフルな街として有名な理由が分かった。どこを切り取ってもおしゃれで、5年前にはじめての一人旅でポルトに行った時のように写真を撮るのに夢中になっていた。  

お腹がすいたので値段を抑えるためにストリードフードを探したが、見つからなかったので通りがかりのハンバーガー屋さんに入った。値段はヨーロッパ並に高かったが、おいしかったからよしと自分に言い聞かせた。

なんやかんやで14時前になっていたのでホステルで荷物をピックアップして、市バスに乗ってバスターミナルへ。「サンティアゴ行きのバスを買いたい」と言うと「売り切れだよ」と言われ、他のバス会社の窓口を確認しても「Santiago agotado (サンティアゴ 売り切れ)」となっていて、「マジかどうしよ…」と冷や汗をかいた。このチャンスを狙ってか「サンティアゴ?」と聞いて回るおじさんがいて、サンティアゴへ行くための手段としてはこれしか無さそうなものの、高すぎる値段をふっかけられたらイヤなので声をかけられないように目を合わせずに様子を見ていた。

地元の人がおじさんに着いて行くのを見たところで「これは大丈夫だ」と確信して値段を聞くと、「10000ペソ(約1500円)」と正規のバスと変わらない値段で安心した。バスは市内を走る少しボロめのバスで満員になったところで発車した。隣の人が大きめで若干狭かったものの、2時間くらいで無事サンティアゴに到着した。

バスを降りると車も歩行者も多く、チリの他の都市とは異なり黒人も多い。スリに合わないようにポーチを肌身離さず持ちながらメトロの駅へと歩いた。メトロと聞くとパリのように治安が悪いイメージがあったが、実際は想像よりも綺麗で快適だった。メトロの駅からAirbnbの家まではわずか数ブロックだが、道にはゴミが散乱していて治安が悪そうだったので明るいとはいえ警戒しながら歩いた。2階にある部屋は想像以上に狭く監獄のようで、日差しが強く照って暑かった。

ストーリーでシェアしたくなるほどの狭さ

スーパーにコーラとポテトチップスを買いに行った後はひたすらゴロゴロしていた。パタゴニアのキャンプ場を予約しないといけなかったがやる気が出なかった。不意に高校生くらいから今に至るまでの写真を一気に振り返っていると、毎年自分が一番深く関わる人やコミュニティが変わっていることに気がつき、「あの頃はめちゃくちゃ会ってたけれど今は全然で何してるかわからない人結構いるな」とふと思った。気づけば朝6時なっていてようやく目を閉じた。

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