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【アメリカ大陸縦断記Day72🇨🇴】気分ではなかったものの気づけば4時半までパーティー

10月1日からアメリカ大陸を一人旅しています。

刺激的な日々の中で感じたこと・考えたことを一言一句逃すまいと毎日日記を書いています。

12/11(日)

目を覚ましてスマホを確認すると5時40分。日の出を見たいと思っていたが空はすでに明るく、太陽は岩の後ろに隠れていてよく見えない。キャンプ場を7時前に出て近くのビーチへ。時間が早かったので貸切で、水は冷たかったが体がリフレッシュされてとても気持ちいい。2時間くらい過ごした後、行きと同じ道をひたすら歩き11時くらいに入り口に戻った。

海に野生の馬がいた

アリーナと別れた後バスに乗ってブリタカで降り、お腹が減っていたので地元の人で賑わうレストランに入った。メニューが無く、店員さんの説明で唯一聞き取れたマリスコを注文。mariscoがseafoodということを理解したのは食べた後だったが、クラムチャウダーのみたいでとてもおいしかった。会計は39000ペソ(約1170円)で何を考えず払ったが、店を出た後に「いや、冷静に高すぎない?絶対値段を盛られたでしょこれ」と萎えた。お金を使いたくなかったのでモータータクシーを使わずに20分くらい歩いてホステルへ戻った。

汗をかいていたのでホステルの目の前の川で泳いでリフレッシュした後、シャワーを浴びて昼寝した。今夜はパーティーがあり、別のホステルでボランティアをしているケイティがシフトの後遊びに来ると言っていたが、疲れていて正直パーティーの気分ではない。昨日観た「明け方の若者たち」のスピンオフ作品である「ある夜、彼女は明け方を想う」を観たが、「なんなのこのモラハラ彼氏は」という感想を抱いた。

お腹が減ったのでレストランへ行くが、誰かに話しかけてそこから会話を盛り上げる気力がなかったので一人で黙々と食べた。ダンススペースからは重低音が聞こえるが、ケイティが来るまでパーティーに行く気は無かったのでコワーキングスペースに行きアラエルと電話していた。アメリカ人のジャレッドが休憩しに来て「俺は30歳で若くないし、パーティーよりかはチルしたいんだよね」と言っていた。その後、おととい夜ごはんで同じ卓にいたが席が離れていてほとんど話していなかったイギリス人のジェイソンが来た。「日本にずっと行きたいと思っているよ」と言ってくれて、素直じゃない自分は「リップサービスかな?」と思ったが、細かい知識まで豊富で熱く話してくれたので本物だと分かり嬉しかった。「今日はパーティーなんだし踊ろうぜ!」という彼らの後押しもあり、ダンス会場へ向かう。テクノミュージックに合わせて狂ったように体を揺らす中にビールを持って突入した。

人混みの中で突然「日本人ですか?」と声をかけられ「そうだよ!」と言うと、「日本語を勉強してるんだ!まさかここで日本人に会えるとは思えなかった!」と目を輝かせて嬉しそうにハグしてきた。彼はコロンビア人のレオナルドで、まさか日本語で話しかけられるとは思っていなかったので嬉しかった。

0時前にケイティは同じホステルの友達とやってきた。ケイティと一緒に旅をしているイギリス人のミアは目立ちたがり屋で、会場に着くや否や人混みをかき分けて一瞬でステージ上に上がりあっという間に会場を支配した。ケイティと自分も無理やりステージに上げさせられたが、数時間前は一人で静かに夜ごはんを食べていたのに今こうして会場の狂ったような歓声をもらえるのはめちゃくちゃ気持ちかった。

その後も踊っていたが、テクノミュージックばかりでずっと同じテンポでつまらない。マリファナやドラッグで気持ちよくなっている人が無機質なビートに合わせて狂ったように体を揺らしている様子はシラフの自分からすると気持ち悪く感じてしまい、ダンスフロアから離れてビリヤードを楽しんだ。

途中でパーティーは終わったようで、川岸でケイティたちと少し話して別れた。その後再びビリヤードをして結局ベッドに戻ったのは4時半だった。最初は「パーティーなんてやるか」というテンションだったものの、気づけば遅くまで楽しんだ夜だった。

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