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一体どういうこと?ダイエットの成功は脳で決まるって本当なのか?

ダイエットの成功は【腸】で決まる!

2020年以降、ダイエット業界のみならず健康関連に興味を持っている人であれば、一度は聞いたことがあるだろう【腸活】という言葉。

美容やエステ業界でも、腸を大事にしようということで腸揉みや腸活サプリなどをすすめている企業も多いし、たくさんのメディアが取り上げています。

そうか、そうか。では腸を大事にしないといけないんだから、やっぱり気をつけなきゃいけない最優先事項は「食事」なんだと考える人が多いのではないかと僕は思っています。

「果たして本当にそうなのでしょうか?」

っていうところから今回の話はスタートします。

僕のダイエット論は「メンタルダイエット」ということで、腸が大事なことも当然わかっています。それを承知の上で、ダイエットの成功を握るのは【脳】なんだということをお伝えします。

もし、今あなたが「ダイエットが成功できない」「なかなか痩せられない」ということでお悩みであれば、それは『脳のコントロール(以下:脳コン)』がうまくいっていないからだと考えています。

抽象的な表現だと思いますので、まだイメージができない人が多いと思いますので、なぜ僕はダイエットの成功の鍵が【脳】にあると考えるかについて解説をしていきます。

○脳コンとは?

「脳コン」とは、あなたのイメージをコントロールすることです。

・なかなか痩せられない
・友達と同じ方法でやってるのに、なんで私だけ……
・いろいろな方法試して頑張ってるのに!!

このような悩みを抱えている人は多いと思うのですが、それはあなたのイメージが邪魔をしている可能性があります。

「邪魔」という言葉を使ってしまうと、なんだかネガティブに聞こえてしまいますが、裏を返せばこれはあなたのイメージが良すぎるのです。これは一体どういうことでしょうか?

○イメージ力が強いのはダメなことなのか?

率直に回答を申し上げます。

ダメではありません。後ほどきっちりと回収いたします。ただ、問題点があります。

特に女性はイメージ力が強いと言われています。別の言い方をすれば、現実的であるということです。要するに、今の現実こそが自分なんだと思い込みやすいのです。

そうなると、ダイエットを始めようとするときに「目標達成したときの自分をイメージしましょう」と言われたところで、これが難しいわけです。

最初はやる気になっているから、そこまで問題化しません。でも、脳コンができていない人は、すぐに現実に引き戻されます。

「今のあなたが本当のあなた」

このような悪魔のささやきを脳はしてくるのです。このようなものは、恒常性機能(ホメオスタシス)とも呼ばれています。脳は現状維持が大好きなんです。

では、どうすればいいんだ?という話になるのです。具体的な改善案をここからお伝えしていきます。

○脳は勘違いしやすい

「イメージ力が強い」ということは、新しい自分もイメージしやすいはず。ここをうまく利用します。

例えば、美容室に行ってカットしたり、カラーを入れたりパーマをあてたりすると、鏡を見ればイメージがガラッと変わるのがすぐにわかります。少なくともこの瞬間だけは「新しい自分」をイメージできているわけです。

まわりくどい説明になるかもしれませんが、つまりはこういうことです。

美容室に行ったらカットやカラー、パーマをあてるから変化するのは当然だと思っているかもしれませんが、そうやって思い込んでいる(=イメージしている)から変化する(=新しい自分になれる)ということです。

思い込んでいるのは【脳】です。この理屈を応用すれば、もしあなたが「私は必ずダイエット成功できる」と思い込んでいたら、そのイメージができているのでダイエット成功率が爆上がりします。ダイエット成功には「イメージ力」が超重要です。なので、イメージ力が強いのはダメなことではありません。

大事なことは「ダイエット成功したわたし=本当のわたし」と脳がイメージできることです。これさえできれば、現実がそこに向かって進んでいきます。

○小手先のテクニックでは意味がない

上では「イメージ力」が大事だとお伝えしました。ダイエット成功のためには、成功した自分を思い描くこと。これさえすればOKなのかといわれたら、僕の回答は【NO】です。


は??


と言いたくなる人の気持ちもわかります。今までの説明はなんだったのかと思われても仕方がありませんが、そんな小手先のテクニックでダイエット成功をグイッと引き寄せられるわけではありません。

「ダイエット成功にはイメージ力が大事だ」

こうやって僕がお伝えして、本当に信じてくれましたか?

・そんなわけないだろう
・イヤイヤ食事制限すれば痩せるだろう
・イメージするだけで痩せるわけがない

こんなこと考えていませんか?

これではうまくいきません。「考えればいいんでしょ?」という思考ではなく、心から楽しんでワクワクしながらイメージしないと意味がありません。この状態になれば「ドーパミン」が分泌されるので、どんどんモチベーションも上がっていきます。

よくないイメージを持っていたら、良くない現実を引き寄せます。なので、成功したいのあれば、プラスのイメージを持つことが大事です。

あなたはダイエットをしている自分が好きですか?

ドーパミンの力を利用すれば、そのワクワク感を何度でも味わいたいと思うので、頑張ろうとしないでもその現実を引き寄せるようになります。これは理性でコントロールするものでもなく、本能的なものなのでこのエネルギーは非常に強いものです。

というわけで、イメージに加えて「プラスの感情」が大事だということをお伝えしたいのです。ドーパミンの力を利用して脳コンします。すなわち、感情のコントロールができると、ダイエット成功が一気に近づきます。

○感情ってコントロールできるのか?

コントロール、コントロールと呪文のように言い続けていますが、ダイエット成功のために必要なのでもう少しお伝えしていきます。

先に答えを申し上げると、感情のコントロールはできます。この説明のために必要なキーワードは【扁桃体(へんとうたい)】です。

●扁桃体とは?

○のところが扁桃体

図の「○」の箇所が扁桃体です。扁桃とはアーモンドの別称で、形がアーモンドに似ているからこの名前になったといわれています。ざっくりいってしまうと、扁桃体が感情を決めるといっても過言ではありません。

●扁桃体の仕事

人間は、なるべく安全に過ごしたいし平和でいれるならいたいはず。イライラして過ごすより、なるべく穏やかに過ごしたいはずです。

そのために「快・不快」「好き・嫌い」を無意識で判断しています。「快・好き」であれば安全で平和。「不快・嫌い」であれば危険でイライラ。この判断をしているのが扁桃体です。

要するに、ダイエット成功のためには扁桃体が「ダイエット→快」と判断することが必要です。

●IRA(本能反射領域)とは?

では、扁桃体の仕事は意識次第でコントロールできるのか?という話をしていきます。

私たちの行動のほとんどは、脳内のIRA(本能反射領域)と呼ばれている場所が決めています。このなかには扁桃体も含まれています。

例えば、あなたが熱いヤカンに触れてしまったらどんな行動をとりますか?

「あっちーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」

となって手を引っ込めるはず。これ、どんな流れでこうなるかというと

  • 熱いヤカンに触れてしまった

  • これは危ない火傷してしまう

  • 筋肉を収縮するよう命令する

  • 筋肉が収縮する

  • 手を引っ込める

こんな一連の流れです。

……………..ごめんなさい嘘つきました。こんな流れ起きません。なぜならば、こんなこと考えているうちに火傷してしまうからです。

「熱いヤカンに触れてしまった→手を引っ込める」

のように反射的に行動しているはずです。このように本能的に働くものがIRAです。

●IRAに記憶されるデータ

IRAに記憶されているデータは、その人が生まれてから今までの生活で獲得してきたすべてです。

例えば、ケーキを食べたら甘いとか、梅干しやレモンは酸っぱいとか、これらはすべてIRAに記憶されているデータに基づいて起こる感情です。そのデータに基づいて身体は勝手に反応します。意識でどうにかなるものではない、理屈で語るものではありません。

ダイエットのときの話であれば、甘いものを見たらどうしても食べたくなってしまう人はたくさんいます。このような人は、「甘いもの→美味しい→快の感情→食べたくなっちゃう」とIRAが反応しているので、そのデータに基づいて身体が勝手に反応しているのです。

ダイエットが「きつい」「つらい」「どうせうまくいかない」と思っている人は、IRAがダイエットを「不快」と判断しているからうまくいかないのです。理性と本能の対決を毎度やっていると、それだけで疲弊してしまいダイエットを継続するのが困難になります。では、一体どうすればよいのでしょうか?

○IRAを書き換える

ダイエット成功できる人と成功できない人の違いは【IRAの記憶データ】にあります。では、IRAを書き換えられないのか?という疑問が生じるはずです。

これも結論を先に申し上げます。

書き換えられます。いつでも誰でも行動は変えられます。そのためにはどうしたらいいのでしょうか?

●ポジティブイメージを繰り返すこと

地道な作業ですが、これがベストだと考えます。

IRAは無意識に記憶していきます。仕事だろうが、プライベートだろうが、ダイエットだろうが関係ありません。良いも悪いも関係ありません。そして、無意識だからこそ強烈に記憶が残ります。

画像引用URL:http://tbtpotw.livedoor.blog/archives/8649831.html

スラムダンクの流川なんですが、相手のチームの反則を受けて片目が見えない状態になってしまいます。そんななかでも、シュートを決められるのは、反復練習をし続けたから。「繰り返す」ってすごく重要なことです。

仮にダイエット中に甘えて「今日1日くらいはいいだろう」とか「もうこのくらい痩せればいいや」と目標達成前に諦めていたら、その癖がついていきます。どこに?IRAにです。安西先生ではありませんが、「諦めたらそこで試合終了だよ」というのは、思っている以上に深い意味があるのです。

●口でいくら「ダイエットしたい」と言っても意味がない

辛口ですが、ここまで読んでくれている人ならわかってもらえるはずです。

意味ないんです。宣言しているだけじゃ。コミットするだけでは足りないんです。宣言するだけでダイエット成功するなんて、それじゃダイエットがうまくいかなくて悩んでいる人なんているわけありません。

では、どうすればいいのか?これを最後にまとめてお伝えします。

○まとめ

今回は、ダイエット成功の鍵は【脳】にあるんだということについてお伝えしました。ここまでの内容を最後にまとめます。

「脳コン」のためには「イメージ力」「感情のコントロール」が大事であるとお伝えしました。IRAの記憶データをポジティブに書き換えることが必要です。そうすれば、ダイエットはあなたの意識に関係なくポジティブなものになります。

理屈ではなく、本能的に「ダイエットできる」という考え方に変わるので、ダイエットが成功しやすくなるのです。この記事を参考にして、脳をコントロールしてダイエットを成功させてください。

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