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週刊誌の誹謗中傷はなぜ無くならないのか【間違った正義】

こんばんはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。

今回のテーマは【誹謗中傷】についてです。誹謗中傷をされて心から嬉しい人はいないはずです。それなのに、今の時代はインターネット・SNSにおいては誰でも誹謗中傷の被害を受ける可能性があります。なぜ、ネット上で誹謗中傷をする人はいなくならないのでしょうか?

この話をする前に、誹謗中傷はネット上だけでなく昔からある媒体としては「週刊誌」があります。いわゆるゴシップネタというもの。

今日、こんな記事があがっていました。

先日、一部メディアでは戸田恵梨香さんの体の不調や水川あさみさんとの不仲説が報道されました。それに対して、戸田恵梨香さん、水川あさみさんともに、報道に対してコメントをしています。

<戸田恵梨香さん>
「どれだけの人を巻き込んだら気が済むのだろう どれだけの人を傷つけたら気が済むのだろう どんな写真を撮ったら満足するのだろう」

「嘘をつき続けて苦しくはありませんか?あなたの心が心配です 私を追いかけて、どうか車の事故を起こさぬようお気をつけください」

「どうか、私の周りから離れてくださいますように どうか穏やかで」

「今の私には報告する事が何もありません というご報告です」

「これから先、プライベートの事で何かを報告する事があるのか分かりませんが 私に関する事は私から発信されるもの以外そこに事実はありません」
<水川あさみさん>
「芸能人が嘘をつくと怒られるのに 週刊誌が嘘をつくと怒られないのはなぜですか?憶測を元に面識のある女優さん、タレントさんに絡めた数々の悪意ある記事。事実無根だと言っても強行突破で発売され、その後の追い記事にもかなり目に余るものがあります」

「どうしてこんな信憑性のない、嘘にまみれた言葉で傷つけられなくてはならないんだろう。だれかがわたしを攻撃して、何かが足を引っ張ろうとしているんではないかとさえ思えてしまう」

「わたしのsnsや私生活のほんの一部にも満たない何かをトリミングして面白おかしく悪意ある記事にして、あくまで噂ですから~で通すのやめてくださいね」

また、最近で言うなら秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんが10月26日、婚姻届を提出したということで、この件についてさまざまな報道がなされています。

有名人だったら、芸能人だったら、公人だったら何を言われてもいいのでしょうか?そんなことないです。

上の2人の芸能人の方々は短いコメントは出しているものの、僕のこの文章みたいに長々と発信をするわけにもいかないのです。自由に発言ができないことをいいことに、不満・文句・批判をしたい人は言いたい放題。言われた側は泣き寝入りするしかない今のこの日本の制度には問題があるとしか言わざるを得ません。

どうして、週刊誌などの誹謗中傷記事は無くならないのでしょうか?

色んな記事を見ている中で、弁護士の山岸久朗さんのコメントに目がいきましたのでシェアします。

しかるべき措置として執り得る手段として最もポピュラーなのは、精神的苦痛に対する慰謝料でしょう。しかし、仮に勝訴したとて、雑誌側のこの記事による儲けに比べれば日本の慰謝料額は驚くほど安く、雑誌社側は喜んで支払うでしょうし、それでは抑止効果に乏しい。名誉毀損の慰謝料額は、この記事によって雑誌社が儲けた額まで引き上げても良いように思います。

法制度が弱いんです。仮に裁判になって賠償命令が出されても、週刊誌の売り上げの額の方が高いなら抑止にならないですよね。人を傷つけて、お金を手に入れることが出来るなんて、下衆すぎません?って思ってしまいます。

実際にどんな判例があるのか調べてみたのでシェアします。

①上司が部下に対して送ったメールの内容が名誉毀損にあたるとして、部下が訴えた判例

上司が部下に送ったメールには、「やる気がないなら、会社を辞めるべきだと思います。当SC(サービスセンター)にとっても、会社にとっても損失そのものです」といった退職勧告に近い内容が記載されていた。また、「あなたの給料で業務職が何人雇えると思いますか。あなたの仕事なら業務職でも数倍の実績を挙げますよ。……これ以上、当SCに迷惑をかけないで下さい」など侮辱的な表現が用いられていた。さらに、同じ職場の従業員数十名が宛先に含まれていたことから、名誉毀損の要件を満たすとして、損害賠償請求が認められた。一方で、課長代理の地位にある部下に対して、地位に見合った処理件数に到達するよう知った督促する趣旨がうかがえることから、パワハラの意図があったとは認められなかった。結果的に、裁判所が命じた賠償金額は5万円だった。
②主婦の悪口が名誉毀損と認められたケース
3人の主婦が、近所や職場で悪口を触れ回ったことで、被害者は職場を退職することをよぎなくされた。また、家族と引っ越しをしなければならなくなり、家も処分することになった。裁判所は、加害者である3人の主婦に、それぞれ20万円の慰謝料を支払うよう命じた。
③掲示板で「愛人募集」など多数の侮辱発言
インターネット掲示板で、大手化粧品会社の代表者が、家政婦として愛人を募集したという記載がされた。それに続き「セクハラじじい」「エロ社長」などの侮辱的表現が相次ぎ、会社人事を恣意的に行ったといった記載がなされた。社会的評価を低下させる表現であるとして、会社及び代表者に対して、各300万円、100万円の損害賠償請求が認められた。

慰謝料の相場は、数万円から数十万円が一般的です。ただし、損害が大きい場合や、被害者が自殺している場合などは、数百万円単位の慰謝料の支払いが命じられることもあります。大手週刊誌のレベルになると、数百万円の支払命令は雀の涙レベルかもしれないのです。

こんなんじゃ、誹謗中傷がなくなるはずありません。言ったもん勝ち。こんな汚いことしちゃいけないというようなモラルに訴えるしかないの?

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で、次にインターネットやSNSでの誹謗中傷。無料で閲覧できるものも多いし、無料で利用できるSNSが多いし、基本的には投稿もコメントも言いたい放題。

こんな環境下で誹謗中傷が無くならないのは「匿名性」があるからというのが1つ。例えばyahooニュースが上がってそこのコメントとか見ると、マジで言いたい放題言いやがってってのがマジで多いです。また、youtubeのコメントとか見てもちゃんとしたコメントももちろんあるんだけど、柄が悪いコメントは本当に絶えない。理解できないよ本当に。

もう1つは「みんながやっているから怖くない」じゃないけど一種の集団心理が働いているんじゃないかなと。

「何で私だけ(俺だけ)があーだこーだ言われないといけないの」
「他の人も同じことやってるじゃん」
「1人がやめたって何も変わらないよ」

みたいなことを言うのがこのタイプ。選挙なんて絶対に行きませんっていう人だな。私みたいな(僕みたいな)国民1人が選挙に行って1票を投じたことで、どーせ世の中何も変わらねーよとか思っちゃっているタイプ。それで自分が不自由でストレスまみれの生活を送っているのは国のせいだとか言うんだから、どういう頭の構造をしているんだと理解に苦しむよ。

そしてもう1つは「歪んだ正義感」からくるもの。こういうタイプの人は「自分が主張していることは事実で正しい、だから私がやっていることは悪くないし非難される筋合いはない」と考えます。むしろ「悪い事をした人は報いを受けるべきだし、人に迷惑をかけた人間なんだから、徹底的に罰しなければいけない」と思っています。

コロナ禍の最近では「自粛警察」みたいな言葉もトレンドに上がったりしましたよね。1回コロナにかかってしまっただけで「あいつはコロナにかかったから近寄るな!」みたいなことを言われてしまうケースもあるんじゃないかな。コロナにかかったらもう人間じゃないというか、普通の人間として扱われないとか、こういう個人情報を勝手にSNSで書き込みされて拡散されてしまうケースもあったんじゃないかと思うんです。知られたくない情報を勝手に知られるって本当に嫌なことだと思う。

こういうタイプの人は「自分は悪くない」「正しいことをやっているのになぜ悪く言われるのか理解できない」と考えます。

百歩譲って、それが正しいことだとしてもインターネットやSNSなど全ての人に見られる可能性があるところで拡散する必要性がないことをあえて書くのだから、どう考えても悪意があるとしか思えません。自分のことしか考えず、自分の価値観が正しいと思い込み、相手の価値観はおかしい、間違っていると決めつけているから正常な判断ができないパターンがほとんど。

これを取り締まる法制度が乏しいのも誹謗中傷を助長させています。法が守ってくれないなら、どうしたらいいのでしょう。

1つは気にならないくらい、自分がやるべきことに熱中し、とにかく自分で自分の価値を高めていくことだと思っているんです。誹謗中傷ばかりする人と、自分のやりたいことがあって真剣に生きている人、どっちに魅力があるのかといったら、もういうまでもありません。

今回はここまでです。
読んで頂きありがとうございました。

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