ショウ@対人ゲームを愛した男

元ゲーマー。格ゲー・TCG・MMORPG・ボードゲームなどとにかく人と遊ぶ(対戦する)…

ショウ@対人ゲームを愛した男

元ゲーマー。格ゲー・TCG・MMORPG・ボードゲームなどとにかく人と遊ぶ(対戦する)ゲームが好きです。まずはMMORPGの中で最も思い出深いリネージュについて語り、他のゲームについても徐々に書いていきたいと思います。プレイ中のゲーム、リネージュM・風来のシレンスマホ版

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最近の記事

「私の知ってるゲームじゃない」Lineage リネージュ昔話015

 あまりにも上手すぎるプレイを見た際などに「自分が知っているゲームと違う!」などと感じることがあります。  リネージュにおいても「自分が知っているゲームと違う」と感じさせてくれた方が1人いました。 お名前を仮にMさんとしておきます。ある格闘ゲームのプレイヤーとして、その方の地元では有名な方でした。 初めて訪れたゲームセンターで「もしかしてMさんですか?」と声をかけられたりすることも少なくなかったそうです。  驚くほどゲームの上手い方でしたが、リネージュにおいて「自分が知って

    • 「ありがとう」Lineage リネージュ昔話外伝009

       敵対勢力とは共闘関係になり、そして味方となった彼らはやがて姿を消しました。 そして後に残された我々は、いつしか自分達だけで悠々とボス狩りを楽しむことができるようになったのです。 この後は特に大きな変化が起こることもなかったので、私の心情を語るだけになってしまいます。  ボスを狩るための血盟として活動をしたStorm血盟。メンバーの皆さんのおかげで「ボスを狩る」という目的は充分に達成することができました。ハッピーエンドと言って良いと思います。 しかしハッピーなことと面白いこ

      • 「ハッピーエンドの条件」Lineage リネージュ昔話外伝008

         グンターサーバーでのボス狩りを巡っての、敵対勢力との死闘。 それは「ボスモンスターが強化されたために、敵対勢力との共闘を選んだ。」ことにより、あっけなく終了しました。  他の記事でも触れましたが、「ゲーム内において敵対する勢力とは、得てして自分達と似通った部分がある方たち」であることが多いと考えています。  一緒にボスを狩る仲間として、彼らの方から声をかけてくれたということは、彼らにもそのように感じてもらえていたのだと思っています。 ※彼らと我々の唯一の違いは、ボスモンス

        • 「燃える展開ッ!」Lineage リネージュ昔話外伝007

           あまりにも強化されたボスモンスター達、そのアップデートを受けて、我々はこのように考えました。 「正直なところ、今、ボスモンスターの討伐中に敵対勢力と遭遇しても、彼らを相手に闘うことは不可能に近い」 「そしてそれは、彼らにとっても似たような状況のはず。なぜなら以前はボス狩り中に同じ画面内に入ったプレイヤーは排除していたのに、アップデート後には近くにいても攻撃してこなかった(もっとも、ボスモンスターに攻撃を加えればアイテム争奪戦になるため、ボスモンスターに手を出すと排除される

        「私の知ってるゲームじゃない」Lineage リネージュ昔話015

        マガジン

        • Lineage リネージュ昔話
          16本
        • LineageM リネージュM プレイ記録
          9本
        • TCG トレーディングカードゲーム昔話
          3本

        記事

          「な、なんだってー!」Lineage リネージュ昔話外伝006

           グンターサーバーで作ったStorm血盟は仲間に恵まれ、順調にボス狩り血盟として成長していました。  ボスを巡って敵対していた勢力との闘いも、最初は一方的に負けるばかりでしたが、徐々に対等に闘えるようになりつつあったのです。  しかしここで、グンターサーバー(キャラクター育成用サーバー)のプレイヤーからすると「ありえない」と言っても良い出来事が起こります。 前回の記事では「我々も敵対勢力も予期していない、大きな変化」とだけ書きました、それは……「ボスモンスターの強化」です。

          「な、なんだってー!」Lineage リネージュ昔話外伝006

          「力が欲しいか!?」Lineage リネージュ昔話外伝005

           これまでのあらすじ。  ボスを狩るためにチームのメンバーを集めてきたものの、敵対勢力に阻まれ、思うようにボスを狩れなくなりました。  そして我々は敵対勢力と徹底的に闘う道を選びます。 ここまでの経緯を読んでみたいと思ってくださった場合は、次のマガジンをご覧ください。  リネージュにおける単純な戦闘は、キャラクターの質と量により勝敗が決まることが多いです。  我々はキャラクターの質において負けていたわけではありませんが、敵対勢力は、よりボス狩りと対人戦に向いたチーム編成でし

          「力が欲しいか!?」Lineage リネージュ昔話外伝005

          「よろしい、ならば戦争だ」Lineage リネージュ昔話外伝004

           我々Storm血盟は、ボス狩りを続けるうちに、ボス独占しようとする勢力(以下、「敵対勢力」と書きます)から"敵"と見なされることになりました。 ボスが出る場所だけではなくゲーム内のどこにいても、敵対勢力のメンバーと遭遇すれば、襲われるようになったのです。 この時点での選択肢は大きく分けると 1.ボスを狩ることを完全に辞める(これにより敵対勢力からのPKがなくなることを願う) 2.交渉する(「ボスを狩らないから攻撃は辞めてくれ」または「不戦協定を結びたい」など) 3.徹底的

          「よろしい、ならば戦争だ」Lineage リネージュ昔話外伝004

          「ひさしぶりに…きれちまったよ…」Lineage リネージュ昔話外伝003

           私がグンターサーバーで立ち上げたチーム、Storm血盟には、ランキング上位プレイヤーや回復役の方が何人も加入してくれました。 そのおかげで目標であった「ボスを狩ること」が徐々にできるようになってきたのです。 ※ある時期のサーバー内レベルランキングに入っているStorm血盟のメンバーを上から順に表示したもの。  しかしある日、ボス狩り中のチームメンバーが他のプレイヤーからPK(攻撃)を仕掛けられたという報告を受けることになります。 サーバー内にボスを独占しようとしている勢

          「ひさしぶりに…きれちまったよ…」Lineage リネージュ昔話外伝003

          「リスクのないところにリターンはない」Lineage リネージュ昔話外伝002

           1人ではボスを狩れない、しかし全体チャットで多くのプレイヤーを呼んでしまっては、ボス狩りにより良いアイテムを手に入れるというメリットは享受できない。  このジレンマを解消するため、私はボス狩りができるチームを作ることにしました。 具体的にいうと、サーバー内のレベルランキング上位者を勧誘したり、全体チャットで「一緒にボスを狩るための、仲間を募集しています。」と告知をしました。    また非常に心苦しいことではあったのですが、当初狩り血盟(ボスではなく通常のモンスターを狩るた

          「リスクのないところにリターンはない」Lineage リネージュ昔話外伝002

          「おらボスが食いてえだ」Lineage リネージュ 昔話外伝001

           リネージュ昔話と題して、いつもMMORPGリネージュの昔話を書いています。 しかし、今日は趣を変えて、そのアプリ版であるリネージュMのごく最近の話を書いてみたいと思います。  舞台はリネージュMの期間限定サーバーです(グンターサーバーと言います)。これを書いている時点で、翌日のメンテナンスを持って終了となります(2021年7月7日のメンテナンスを持って終了)。  グンターサーバーはキャラクター育成用のサーバーで、新クラスが追加されたときに期間限定でオープンします。通常のサ

          「おらボスが食いてえだ」Lineage リネージュ 昔話外伝001

          「こいつらはヤバかったね」Lineage リネージュ昔話014

            ゲームで仲良くなると、オフ会したりしますよね。 ※念のため補足しておくと「オフ会」というのは、インターネット上で知り合った方と実際に会うことを言います。オンラインに対しての「オフラインでの会合」略して「オフ会」ということですね。  私は大規模なオフ会に参加したことはないのですが、仲良くなった人と少人数で会ったことが何度かあります(合計で5人以上10人未満ぐらい)。プチオフ会なんていう表現を使う方もいましたね。  ちなみに大規模オフ会だと、ゲーム内では敵対関係にある人とも

          「こいつらはヤバかったね」Lineage リネージュ昔話014

          「やりきる力」Lineage リネージュ昔話013

           突然ですが、皆さんは「やりきる力」に自信がありますか。  私は若い頃にはそれなりに自信があったのですが、最近はイマイチなので、日々の習慣などを見直していきたいと思っております。  さて今から約20年前、私がまだ20歳前後の頃に、MLM(連鎖販売取引。マルチ商法などと呼ばれたりもしますね。)で成功を収めている(要するにかなり稼いでいる)方が主宰する、セミナーに参加したことがあります。 セミナーとは言っても、勧誘が主な目的であることは明らかでした。  私自身にはMLMを始める

          「やりきる力」Lineage リネージュ昔話013

          「伝説の血盟」Lineage リネージュ昔話012

           リネージュJP2カノープスサーバーの初期に、Tenteiという方がいました。 Legendという血盟の君主(リーダー)だった方です。 ※画像右上の星のようなマークがLegendのエンブレムです。戦争中は味方と敵の頭上にエンブレムが表示されます。白地にRを左右対象にくり抜いたエンブレムがRefRain血盟のもの。そのリーダーであった虎鉄さんについては、他の記事で書かせていただきました。  このTentei氏が、自らがリーダーを務めるLegend血盟のメンバー全員に宛てた手紙

          「伝説の血盟」Lineage リネージュ昔話012

          「横尾くんとカレーパン」TCG トレーディングカードゲーム 昔話003

           横尾くんという友人がいた。愛すべきバカである。  今日はそんな横尾くんとカレーパンについて書いてみたいと思う。  ある日、数人で集まって遊んでいると、横尾くんが「腹減ったからパン買ってくるわ」と言い出した。  友人Aが「ついでに俺の分も!選ぶのはまかせるから、パン2つぐらい買ってきて。」と、おつかいを頼んだ。  帰ってきた横尾くんが友人Aに手渡したパンは、両方カレーパンだった。 友人A「おい!まかせるとは言ったけど、なんで両方カレーパンやねん。」 横尾くん「よく見ろよ。

          「横尾くんとカレーパン」TCG トレーディングカードゲーム 昔話003

          「俺はこのゲームが好きではなかった」TCG トレーディングカードゲーム 昔話002

           TCG=トレーディングカードゲームは、私に多くの学びを与えてくれました。  今日はTCG仲間だった、ある方の言葉を紹介させていただきます。 「この前の大会で久しぶりにボロ負けしたら、全然楽しくなかった。それで、俺はこのゲームが好きだったんじゃない。ただ人に勝つことが好きだったんだとわかった。だからもうこのゲームを辞めようと思う。」 実際にその方とはそれ以降、TCGの大会などでお会いしたことは一度もありません。  この言葉は今でもよく思い出します。 そして自分がやっている

          「俺はこのゲームが好きではなかった」TCG トレーディングカードゲーム 昔話002

          「初めて手に取ったカードをあなたは覚えているか?」TCG トレーディングカードゲーム昔話001

           1995年、私が中学校1年生の頃、Magic:The Gathering(マジック・ザ・ギャザリング、以下「MtG」と書きます。)というトレーディングカードカードゲーム(以下、「TCG」と書きます。)に出会いました。  日本ではTCGというと、遊戯王やポケモンカードゲームの方が有名だとは思います。  まだそれらが存在すらしないころ。世界初のTCGであるMtGに触れる機会に恵まれたのです。  それから数年の間は、のめりこむようにプレイしました。  現在に至るまで、多くのT

          「初めて手に取ったカードをあなたは覚えているか?」TCG トレーディングカードゲーム昔話001