見出し画像

趣味のはなし

こんばんは。

最近、父と趣味の話をしました。
父は趣味というものと縁遠く生きてきました。

長い会社勤めからこの度めでたく解放されることとなった父は、何か趣味を持とうと一念発起したわけです。

そこで何をはじめるか悩んでいるのですが、わたし自信、何かに熱中し趣味になるようなものに未だ出会えていません。
なんの提案もできず、ただただ一緒に首をひねるだけです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

わたしにとって、趣味とは食事の後に出てくるデザートのようなもので、あれば嬉しいが、なくても困らないものという認識があります。
本気で趣味を持とうと考えたことすらないのです。
しかし、なぜか漠然とした趣味を持つことへの憧れはあります。

そもそも、趣味とはこんなに頭から湯気をたてて必死に考えて見つけるものなのでしょうか?

趣味に没頭している人たちは、もっと軽やかに自然と見つけているように思われます。

思うに、趣味がある人はきっと自分自身のことをよく知っている人なのだと思います。
何が好きで、何に興味があるのか。

きっと、あなたはなぜ自分のことなのに分からないのかと不思議に思うでしょう。でも、分からないものは分からないのです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

よく考えてみると子どもの頃はあっさりと自分の好きなものを見つけて、食べることも忘れ熱中していたと思います。子どもの純真さの成せる技なのでしょうか。

大人になってからこうも難しくなってしまうのはなぜでしょう。

子どもの頃と比べ、様々な選択肢が増えたことが原因でしょうか?

経験値が上がり、自分の限界を知ってしまったことによる無意識の諦めが邪魔をしているのでしょうか?

それとも、「子どもは遊ぶのが仕事」とよく言いますので、趣味とはまた別の概念となるのでしょうか?

あぁ、趣味が飽和状態・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

相も変わらず、父も趣味を見つけなければと息巻いていますが、こうなったら「趣味をみつけることが趣味」と開き直ってしまいましょうか。

似た者親子の趣味への悩みは当分続きそうです。


祥雲(しょううん)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?