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たけもと農場を知るセット、ぜってぇ買ってくれよな!の巻

こんばんは。たけもと農場の竹本彰吾です。
コロナが落ち着いてきたおかげで、気が緩んでいる石川県民のひとりです笑
(もう少しの間、辛抱しよう!)

田植えも五合目くらい。
順調なような、もう一歩...のような感覚の中、
一日一日、田んぼ一枚一枚すすめています(^-^)

先般、ポケットマルシェ(ポケマル )にて、
「たけもと農場を知るセット」なる出品をしましたっ!

お米、リゾットセット、グラノーラの3品をセットにした商品です。

商品説明

【お米】
白米5kg。
品種は「コシヒカリ」。甘み、味ともにしっかりしていて、お食事との相性も良いお米です。
やや柔らかめに炊き上がるのが、ウチでとれたコシヒカリの特徴ですね。
農薬の使用を減らし、肥料は有機のものを使用しています。スペック的には、特別栽培基準に適合しています。
【リゾットセット】
たけもと農場が作っている国産イタリア米を使った加工品。生米、乾燥キノコ三種、調味料が入っているので、水を加えて20分加熱すれば、本格リゾットが再現できます!
【グラノーラ】
たけもと農場が作っている国産イタリア米を使った加工品。お米をポン菓子加工して、黒糖をローストしました。ドライフルーツ、ナッツも加わり、食感、栄養も◎。
「たけもと農場をまるまる知ってもらう企画」を考えました!加工品たちも食べてみて欲しい、そしてお米も…
セットで購入すれば、
「グラノーラ…気になるけど、それだけ購入じゃ送料が…」
「お米だけじゃないのね!」
というお客さんにアプローチできるのでは!

というふうに、ポケマル の商品ページでサクサクっと説明はしましたが、
この記事では、企画にいたった経緯とか、思いの部分を整理してお伝えできれば、と思っています。

リゾットもグラノーラもお米も良いものなので一気に楽しんでみてほしい!

持っていた課題感としては
◯リゾットMAMMAの購入ハードルを下げたい
◯グラノーラMAMMAの購入ハードルを下げたい
◯とりあえずドレ買えばいいん??を解消したい
があります。

課題①リゾットMAMMAの購入ハードルを下げたい

簡単に、本格的なリゾットを調理できるキット!として、商品開発。
ウチが誇る、国産のイタリア米「カルナローリ」を生かし、
◯鍋にザザーッとあけて
◯水500cc足して
◯20分加熱すればハイ!出来上がり!

→「リゾット風おじや」でもなく、農家の六次化強引寝技商品「リゾット風それっぽい調のコメ料理」でもなく、わりとしっかりめなリゾットに仕上がる...

という雰囲気の、よさげなご評価をいただくことが多いです(^-^)

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調理風景① オリーブオイルで最初炒める。油をコメにコーティングするイメージ。この工程なく、最初っから中身と水500cc入れてもOK!
最初炒めた方が、仕上がりの粒のカンジが際立って美味い。

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調理風景② 水500cc入れる。本来のリゾット調理では温かいスープを少しずつ足すけど、調味料も既に入っているので、水でOK!
水を入れるのと、お湯を入れるのでは、出来上がりに差が出るのかな?今度、試せたらと思います(今、思いつきました)

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調理風景③ ブワァーってこぼれない程度の火加減で加熱する。焦げない程度にヘラを入れてあげる。リゾットってなんかずっとヘラでこねくり続けている調理イメージがあったりするけど、まぜればまぜるほど、ベタっとした仕上がりになりやすいので、なるべくかき混ぜないのが重要とな。


食べた方からは、
「簡単路線じゃなく、本格路線だったんですね!
もっと”簡単寄せ”だと思ったんですが、結果はしっかりリゾットで、
最初思ってたのと違った。いい意味でね笑」

というご評価もいただきましたが、まさしく!
リゾットMAMMAの開発コンセプトは


パスタはかつて、
【レストランで食べるもの】であって
【家庭で楽しむもの?いやいやいや笑】
という位置付けだった。それが、乾麺が広く流通し、パスタソースが徐々に開発するに伴って、次第と家庭でも調理されるようになり、
いまや、レストランでも楽しむものであり、食卓にも馴染んだ!

リゾットは、いま、
【レストランで食べるもの】であって
【家庭で?洋風おじやwリゾット風?wてか、ガハハ】
という位置付けなのではないか?
パスタのような未来を、夢見ることは、愚かなことなのか?


という思いが詰まってます(^-^)
それはもう、ギッチギチに詰めました笑

その思いを実現するべく、買い物かごにヒョイっと入れてもらいやすくするには、単品で出品して、送料もオンされる・・・
これは、なかなかハードル高いぞ・・・
という問題に頭を悩ましていました。


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うまいのに!

課題②グラノーラMAMMAの購入ハードルを下げたい

グラノーラもそう!
リゾットMAMMA同様、単品で出品して、選んでもらうの、かなりしんどいな〜というのが、問題点。

グラノーラって世の中めちゃ溢れてるし!

農家の六次化・・・ははーん、当てるよ!
ジャム?ドレッシング?グラ・・・ほらきた!グラノーラ!ってくらい、グラノーラ市場がそもそもいっぱい商品ある中にさらに六次化あるある商品てことで、買い物かごに入りづらい・・・

開発にあたっては、
「なんか六次化ってキラキラしてるし、儲かってそうだから、やってみっか!コメやし、・・・そうだな・・・うん、よし!みんなやってるグラノーラな!」
という経緯ではなく(断じて、ないです😂)
「息子が、朝ゴハン全然食べん😭白ご飯を・・・コメ農家の息子なのに・・・ぐぬぬ。
そしてグラノーラになった途端めっちゃ食うし😭
グラノーラの原料つくってま笑」
という朝の会話から、
グラノーラの原料→オーツ麦とか?→今あるものでも良くね?→おコメでサクサク感作れれば→ポン菓子にしたら良いよね!→ここでウチの寺西くんが、奥さんに話したら興味示しそうと言い始め→金沢小町さんと一緒に開発する
という流れに、ポンポンと話が進み、
(実際はここまで軽く一年くらい経ってたりする)

試行錯誤のうえ、商品化。
味の好み、食べやすさ、栄養価など、判断基準がけっこうあって、難しいもんです。
美味しいのはAだけど、毎日食べること思うとBの方だね、とか。
試作と試食、議論を繰り返し。

カミさんはいしかわ耕稼塾の六次化研修トライアルコースを同時期に履修し、この研修のゴールに商品化のゴールを合わせたこともあり、なんとか仕上げることができました。

っていう経緯もあるんで、他とは違うんですよ😭✨
と言いたいけど、それはヨソさんも思いは一緒なワケで。。。
そしてお客さんから見ると、いっぱいあるグラノーラ商品の中のひとつ。。。
これを選んでもらうのは、ハードル高いなぁ。

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うまいのに!!

課題③お米はお米で、どれ良いの?問題

お米についても、品種は多種多様で、ウチのお米もラインナップがズラリ。
コシヒカリ も、特別栽培のものあれば、有機JASのものもあるし、一般栽培?農薬をつかわない?他の品種もいろいろある・・・ひとめぼれ・・・ミルキークイーン・・・
最初から「有機のものが欲しい!」「なるべく安いの!」という決め打ちがあればですが、なければ、買い物かごにヒョイっとはならず、うーむ、・・・スマホのホームボタンに指がスッ、となることもあるんじゃないか!という画を、仮定してみました。

となれば、コチラから、たけもと農場が推したい銘柄を示すのは、もしかすると、少し購買意欲に繋がるのでは・・・

んでもって、それにリゾットMAMMAとグラノーラMAMMAを抱き合わせてあげることによって、「まぁ、お米は食べるし、この機に(セットで)買おっかな!」となるのではないか・・・

という、都合が良いシナリオを仮説として立て、商品化しました!

お米は、特別栽培コシヒカリ 。白米5kg。
有機のものは、安心感が高いかもしれないけど、価格も高い...
特別栽培のお米は、減農薬・減化学肥料なので、慣行でも有機・無農薬でもなくて中途半端じゃ・・・という指摘も受けたりしますが、ウチはこれを推したいんですよね。
◯おいしい
◯安心感
◯持続可能性
を考えて、作り手の都合だけでなく、お客さんの心理、環境、広まりのそれぞれに、今はバランス良いと感じてやっています。


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白ご飯うまい!
卵かけご飯もおいしいですよね。コレね、卵を常温に戻しておくだけで、格段に美味しいので、まだ未体験の方はやってみてください。

さいごに

3品セットの組み合わせは、
生活シーンの中でいうと、
「3品のうちだと、グラノーラは真芯を捉えたカンジだけど、お米はちょっと多いわね」
「リゾット動機で買ったから、他はついで程度で」
といったように、3つ全てがジャストミートするというものではないかもしれません。もし良ければ、ポケットマルシェ内の投稿にて、
「お米の量が少ないと助かる」
「玄米選べないの?」
「リゾット3つくらいあった方が良い」
といったご要望を上げていただければ幸いです(^-^)

たけもと農場の思いとしては、3品とも自慢の子たちで、
「コイツどうしようもないヤツやし、抱き合わせでハケさせちゃえ」
という主旨で企画したものではないです。


「もう一歩のところで購入を踏みとどまったものを、これを機に買う。ほかの2品はガチャみたいな感覚で、それはそれで食べてみるのが楽しみ♪」


みたいなワクワクでご購入いただく姿をイメージして、ご注文をお待ちしています(^-^)

(もっぺん載せちゃう)

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