Kindleに生成AIを組み込んで出来るようになってほしいこと(+生成AIによるメディアのパーソナライズ化の話少し)
最近たまに考える話です。こんなポストを見ました。
そうなんだよなぁ、早く出来るようになってほしいなぁと思っているやつです。
前提として、自分は読書のかなりの割合をKindleに頼っています。
若干変わっている部分もあるので、近いうちにリライトしたいと思っていますが、大体こんな感じで読書しています。
Kindleで複数の本を並列で少しずつ読むというやり方をしていることもあり、生成AIにやってもらえたらいいなぁと思うことがあります。
内容の前に、Kindleにおける生成AI事情の自分の認識を書いておくと、まず現状は全く導入されていない認識です。
Amazonとしてはもちろん力を入れているようではあるのですが、少なくともtoC領域のサービスにおける生成AIの活用の話はほぼ聞こえてこない気がしています。
そこも踏まえて、Kindleに生成AIが来ない理由を考えてみると、この理由は2つあるのかなと思っています。
ひとつは、生成AI周りの権利関係です。
ここでは深掘りは避けますが、特に絵の界隈では日夜権利周りで議論が起きている認識ですし、Kindleの著作物に対する生成AIの活用には慎重な姿勢を保っているのかもしれません。
もうひとつは、そもそも生成AIを活用するメリットがAmazonにはないことです。
感覚ですが、電子書籍といえばKindleみたいな立ち位置だと思いますし、Kindleでマネタイズはしていないと思うので、生成AIを導入してUXを向上したところで、費用対効果に見合わないよねという話がある気がします。
というところもあるのですが、
とりあえず、単純な個人の願望としてやれたらいいなぁと思うことを少し具体的に2つ書いておきます。
一つ目は、任意の箇所の要約機能です。
上記の通り、大量の本を並列で少し読むので、読む度にそこまでの流れや内容を思い出すわけですが、これ自体はそもそも意図してやっているのでいいものの、もう少し仕組みでやりやすくなるといいなぁと思っていました。
そこで、生成AIで、そこまでの流れや直近の内容の簡単な要約があれば、すんなりその先の読書に入れるなと思っています。
加えて、読み終わった後に、ハイライトも考慮して、全体を要約してくれたら、なお嬉しいですね。
必ずしも読書した内容を覚えていないと読書する意味がないとは思わないというスタンスですが、さすがにどういう本を読んで、どういうところが面白かったのか、は語れたほうがいいので、そこに上手くハマる機能なんじゃないかなと思っています。
二つ目は、一つ目の派生ですが、記憶強化のための問題生成機能です。
最近読みましたが、やはり現状の勉強法としてのベストは、
勉強したことや覚えたいことを、能動的に思い出すこと、記憶から引き出すことを指す、アクティブリコールが重要とのことです。
この考え方自体は自分の読書法の根幹でもあったので方向性は間違っていないと思いますが、よりアクティブリコールをやりやすくするために、生成AIで、本の内容をもとにちょっとしたクイズを作ってくれたりしたら面白いなぁと思うわけです。
教育関連の生成AIだと普通に実装されてそうな気がしますし、Groqのスピード感なら、全然いけそうな気がします。
繰り返しますが、権利関係は結構難しい部分だと思うものの、社会の流れとしては、この辺は何かしらの形で実装されていくでしょう。
若干文脈は違いますが、近い話で、以下あたりで書いた通り、生成AIによるメディアのパーソナライズもより進み、個々人の好む文体や分量に合わせた体験ができるようになる世の中は結構近いと思います。
先日見た、さまざまな粒度の要約生成ができる「フラクタル要約」というサービスも、まさしくその世界観に近いものでした。
そもそも最近はテキストは全然読まれないという話もあるので、メディアの伝達方式も、受け手の好みによって変えることができるようになるのでしょう。
先日見た「NoLang」はまさにそういうサービスでした。
自分でも少し触ってみましたが、簡単に記事を動画化できちゃいます。
試しに、結構難解だった以下のジョン・バージャーに関する記事を読み込ませてみた結果が、これなのですが、時間もそんなにかからないし、内容はもちろん、画像部分も結構しっかりできていてびっくりしました。
というわけで、だいぶ脱線しましたが、Kindleにも生成AIが組み込まれたら嬉しいなぁと思うのと、そういう社会に近づきつつはあるという話でした。
書いていて思いましたが、一部はやろうと思えば今でもやれると思ったので、↑の読書法の記事のリライトと合わせて試してみようと思います。
#日記 #雑記
#Kindle #電子書籍 #読書 #読書法 #アクティブリコール #生成AI #groq #フラクタル要約 #Nolang
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?