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2023/11/6週|現状維持を脱却できているとは?

Arctic Monkeysというバンドがデビューしてから今に至るまで好きです。大学生の時に立川のHMVで試聴した時のことを昨日のことのように覚えているくらいです😅

今までアルバムは7作くらい発表しているのですが、自分は特に1st - 3rd くらいが好き勢なのですね。楽曲に当時の思い出が宿っているというのもありますし、楽曲としての好みも初期寄りです。


で、ここからが最近思う話なのですが、、

Arctic Monkeysに限らず、アーティストも作品の方向性を時が経つと共に変えていくことってありますよね。あれが大学生 ~ 社会人初期の自分にはあまり理解できない感覚でした。(そもそも自分のアイディンティティの足腰がまだまだ弱い時期だったので、せっかく確立したものを捨てていくような行為に見えたのかもしれません)

どんどん変容していく様を眺めながら、前がよかったな、なんで代わりたくなるんだろう… なんて思っていたわけであります。

自分が「現状維持を脱却できているか?」のチェックポイントについて

音楽アーティストの場合、その方向性やテイストを変える理由は色々あるのだろうと思います:創作プロセスに刺激的な新しい音楽的アプローチをもたらしたいからとか、マーケティングの観点から別の層を狙いたいからとか、以前の作品から距離をおきたいからとか、他のアーティストとコラボレーションしたいから、、などなど。。

我々一般的なビジネスパーソンにおいても、今のやり方を変えるべきと思うことってありますよね。それは何かしらの担当を変えることかもしれませんし、社内異動かもしれませんし、場合によっては転職等かもしれません。

「現状維持では、後退するばかりである」というのはウォルト・ディズニーが仰ったといいます。

この言葉自体には共感するされる方も多いと思います。
ここで個人的にポイントだと思うのが、「では、現状維持を脱却しているのはどんな状態なのか?」の定義を自分なりに持っておくことです。

変えるなら大胆に。

変えているつもりで現状維持の延長になっていないか?というのは、結果としてまた現状維持をもたらすだけになる可能性を秘めるため、冷静に見るべきポイントかなと思います。

ちなみに、自分が個人的に現状維持を打破・脱却できていると思えるのは例えば下記のような状態が叶っている時です。


✅これまでと明らかに異なる行動方針を立てて、その中で実際に行動をしている状態
✅(これまでとやり方が異なるゆえ)一定のモヤモヤが発生している状態
✅これまでと異なる人との接点が増えている状態



もう一つ。
マネジメントロールを担っている場合は、何かしら担ってもらうミッションや役割を変える際に、現状維持からどの程度逸脱するのかという、「変化量の幅」とも呼べる尺度について、メンバーの方との認識を合わせておくことをお勧めします。
片方が「めちゃくちゃ変化した」と思っているのに、もう片方が「少し変化した」と思っている場合は、評価の際などにギャップになる可能性があるためです。


お読みいただきありがとうございました。

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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