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2023/12/4週|仕事における好き嫌いを棚卸しをしてみることと、ラベルのすり合わせについてのメモ

今回は、ラベルや名付けの行為は「周囲に対してのわかりやすいシグナル」として機能する反面、「限定すること」でもありますね、という話です。

ありがたいことに現職において "CMO" という役割を担わせていただいて早2年が経過しました。和訳すると最高マーケティング責任者というお固い感じ、、(結構プレッシャー感じてやってきています。笑)

新卒で広告会社に採用してもらって以降、デジタル広告、マス広告、それらを含んだ事業会社でのマーケティング職を生業としてきているので、何の専門家なのか?と言われると「マーケティング領域」ということになるのだろうと思っています。

少し話が広がってしまうのですが、ここでややこしさを増す要素が一つあり、それは「マーケティング」というものが指す定義や領域が人によって千差万別であることです。

自分としては会社経営に興味があるので(ここは大学生の頃から変わらない)、その視点から捉えるようにしているので、「会社の事業に貢献する機能」という観点でマーケティングという概念を扱っています。その機能の施策群が人の心に影響を与えて行動を引き出すという構造ですね。
人によっては、マーケティングという言葉で特定の領域を指すこともあろうと思います。

上記のような定義だったのと、特にJapanTaxi株式会社時代には幅広く動くことを奨励していただける環境だったこともあり、マーケティング職というラベルを背負いながらもアライアンスだったり、メディア事業だったり、プロダクト開発だったりと、一般的に"マーケティング"で示す領域には含まれないことにも関与させてもらってきています。現職のタイミーでも領域は異なれど、一般的なマーケティングという言葉に内包されない部分含め関与させてもらってきているので、、ありがたい環境に身を置かせてもらっています😎

。。。

で、なぜ上記のようなことを書いているかと言いますと、

仕事をしていく中で、実際にやってみて内省して気づくこともあって、それが自分の背負っている「ラベル」とベクトルが沿っていたり、逆に矛盾しているように感じることもありますよね

ということを書きたかったからです。

また、ベクトルと沿っているかどうかを感じるときには仕事に関する
①できる/できない
②好き/嫌い

という2つの軸もあり、①で「できる」まで持っていっても②でそんなに好きじゃない仕事も生まれてくるものだなというのを感じます。

自分自身としては、マーケティングという領域においては、嫌いというほどの仕事/領域はないですが、好きな仕事/領域がありそうで、自分の中に好みのグラデーションがあるのは自覚的です。

②の好き嫌いの軸は、それが打ち込む熱量に影響してくると思うので、良い仕事をする上で個人的にはより大事なのかと考えています。

加えて、マーケティングの外の仕事もやらせてもらったりしてきた経験があるため、範囲外に好きな仕事がある状態でもあります。(もっというと、経営に関わる仕事の中でまだ触れたことがないけど自分が情熱持って取り組みたいまだ見ぬ仕事領域がある可能性すらあります)

ですので、好きな仕事で固められたら理想の世界ではあることを前提に書くと苦笑、例えばCMOという機能的なラベルだと、自分の得意かつ好きな領域を表現しきれないのかもしれないなぁということを最近感じています。同時にそれは周囲に対してのシグナルとしても正確にでなくなってきているのではと少し感じ始めています。(もちろん好みの度合いにかかわらず、CMO/マーケティングという言葉から連想される領域は責任持ってやっている認識でして、範囲外の仕事が内包し切れないことを主に指しています)

それが冒頭に書いたことなのですが、とはいえ、何も表現しないと人様から見て「何が得意なの?何が好きなの?」がわからないので、その辺りのバランスが難しいところです。

以上、答えがある話ではなく、自分自身がジェネラリスト志向が強いが故に感じる話のような気もしますが、
少なくとも、、
仕事をしていく中で感じた好き嫌いをたまに棚卸ししてみることには意味がありそうで、たまに立ち止まって、自分の心の声に耳を澄ませてみるのも大事なのかなと思います。

その方が情熱をもって取り組める分、良い仕事にはつながりやすいですし、ウェルビーイングの観点からも良さそう、ということでした。

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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