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2023/1/30週|スタートアップとはプロセスである

現職でお世話になってそろそろ約3年が経ち、来月から4年目に突入します。
これまで働いてきた経験も含め、「スタートアップ」と呼ばれる環境で働くようになってから通算で7年ほど経ってきています。
今日はスタートアップで働く上での心構えについて、最近感じていることをメモしておきます。

向き合う課題の次元が短い中で変わっていく

スタートアップに身を置くようになってから特に感じるのがこの点です。
向き合う課題が短期間に変わっていくということは外部環境が短期間に変わっていることであり、それは外の世界にそれなりのインパクトを与えられていることの証左でもあります。

目が回るような状況の中で非連続な課題が起きることは、時に圧力となって襲いかかってくるものでもあり、時に個人としての厚みをもたらすエネルギー源でもあり、、なので人によって捉え方は異なるものではあると思うのですが、環境の変化のスピードはさながらジェットコースターのような、サーフィンで言うところの押し寄せる波のような、そんな感覚です。

そんな波を乗りこなそうと決めたなら、少々辛いことにも正面から向き合い、研鑽を重ねてアップデートされたアウトプットを出し続けるしかないです。
渦中にいると中々ハードに感じる日々が続くのですが、そうした波を乗りこなさそうと試行錯誤した経験が、しばらく経った後に自身の経験の厚みとなっていることに気付かされる時があります。これが不思議。
できればすぐに気づかせてほしいところですが時を待つ必要があるようです。(筋トレのようだ)

他方で、波は時に意図せず大きくなっていることもあります(あまりにスピードが速いと気付きにくい)のでそれが大きすぎると感じたらヘルプを求めたり率直に話し合うことも大切なことなのかなと思います。
マネジメントの仕事としてもその辺りの柔軟かつ継続的な見極めは、職責の一つであろうと思います。

すぐ決めて、すぐやる

もう一つ、これは波を乗りこなすために必要な振る舞いでもあるのですが、よく面接などで伺う「意思決定が重い」とは真逆にある環境で、すぐに決めてすぐ実行に移せるのが(もちろん時間は有限なので優先度を加味された上での話です)スタートアップの醍醐味の一つです。

例えば自分の場合、広告会社の時と比べて感じるのは、自分の提案した内容が形になる量とスピードが桁違いということです。
もちろんフェーズにおける役職などの違いも影響する部分があると思いますが、支援会社における一部分の領域(例えばメディアプランニング)を担っている立場からすると、提案を多数繰り返してもそれが形になるケースが多くはないのが実情ですし、フィードバックも含めたスピードはこちらではコントロールできません。
そこから比べると個人的な好みとしては現在のような形であり、そこは答えが出ています。

そしてそんな素敵な環境であるからこそ、トライする回数を最大化するために可能な限りスピーディーに取り組むことが事業にとっても個人にとっても最善なのかなと考えています。

スタートアップとはプロセスである

事業の成長だったり、世の中への価値提供と言った意味でのアウトプットやアウトカムも当然重要なのですが、中の人にとってはプロセスが宝物なのだと最近思います。(弊社のCTOが1on1の中で言っていた「プロセスは僕たちだけのものですよ」という言葉が響いてこの記事を書いています。)

さらに、そのプロセスで巻き起こる事象に対して(必要以上に)悲観的に向き合うか、楽しみも覚えながら向き合うかは選べるので自分は後者を選びながらやりたいなと思います。(数値などで冷静にモデル化したり現実を可視化しつつも心構えはやや楽観でありたい、という意)

今日のところのまとめ

スタートアップとはプロセスであるから、スピードを最大化して楽しみながら働く。が、なんか良さそうと思ってます。

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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