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ハンガリーに英語留学して感じた話


ハンガリーに2023年9月から英語留学してる中根翔太郎です。
早くも1セメスターが終了し、2023年も終わろうとしてます。

と書いていましたが気づけばもう終了してしまうくらいに時の流れは早かったです。(現在すでに4月後半)半期終わった感想と今の現状に思うことを書き残したいと思います。

ハンガリー留学してみたい方や英語学習を続けている方に向けて発信してますが、ぜひコメント欄で感想やあなたの意見を送っていただけると嬉しいです。





英語の授業と雰囲気

入学して一番最初に感じたことは ”日本人多いな” です。
だから嫌と言うことではありませんが、自分が思っているよりも英語留学国として認知されているのだと感じました。

基本的に英語習得のために留学する方は、留学先で多くの日本人に会うことになるかと思います。なるべく交流を避けるマインドの方もいれば、全然気にしない方もいるし難しいところです。個人的な意見は後述します。

実際に授業が始まってみると、思ったより生徒さんの口数が少ない印象でした。もっと積極的に発言したりするのかと思いきや、意外と黙ってる。
言いたいことが思うように言えないからなのか、個人の性格なのかは定かではありませんが、2セメスター目が終わる今でさえ生徒の発言は積極的ではありません。控えめな日本人の僕からすると良かったかもしれません。


どこの学校でもそうですが先生に当たり外れはあります。
いい先生だと発言の機会は均等にくれるし、授業中一貫して”私は否定・批判しない”とか”君たちは学んでる途中なんだから”みたいな感じで安心をくれます。

違う記事でもマズローの欲求階層の話をしていますが、
Self-Actualization:自己実現(ここでいう英語を話せるようになりたい)を達成するためには、下層にある欲求 Safety とか Love を満たしてある必要があると考えてます。だからいい先生の授業は楽しいし、成長している実感を感じられます。

僕にとっていい先生ではない方もいました。個人的な相性というか考え方の相違というか。。まず授業が面白くないです。ただPDFを進めるだけ、ちょっとペアワークしてディスカッションするだけの授業もあります。たまに自分の英語に自信が持てなくなるようなことも言ってくるので、自分自身のマインドセットは大切です。授業で何か一つでも学べることを探す。覚えた表現を使ってみる。なんでもいいですけど、つまらなかったで終わらせないことが大切なんじゃないかなと感じてます。




日本人とつるむことは語学に悪か

これは語学に関して言えば、デメリットの方が多いと考えてます。
でもそれ以上にメリットになることが多かった留学でした。

ハンガリーは日本人医学部生がめっちゃいます。日本でインター行ってたことある人も、海外に住んでた人も、日本の普通の学校に通ってた人もいてバックグラウンドが多様です。そして彼らめっちゃ勉強してます。これが何よりのモチベーションになりました。自分は英語しか勉強してないけど、彼らは英語で医学を勉強しているわけですから、難易度は高いわけです。一緒に遊ぶこともありましたが、やることやって遊んでいるので尊敬しかありません。そういう姿を見てたら自分も勉強してないと恥ずかしくなってきますので。彼らと英語力を比べるのではなく、勉強への姿勢を比べて刺激をもらっていました。

そして海外で会う日本人は自分の中に大義を持っている人が多いです。何かに向かって頑張っている人と一緒にいると自分も頑張れます。またどこかで会った時に刺激をくれるし、しんどい時は助けてくれます。セブ島でインターンしていた時も同じですが”縁”を大切にして生きていきたいという考えが自分の大切にしていることの1つなのかもしれません。

海外の人とも同じくらいの頻度で遊んで、釣り合いも自分の中で測っていました。言語交換アプリやクラスメイトと話すのも同じくらい楽しかったです。




中級者の悩み

IELTS 6.0 を取得しましたので一応中級者という括りでいいのかと思います。
このレベルになってくると意思疎通は容易にできますが、馴染みのないトピックになると話せないみたいな問題がよく起こります。


個人的に大きな課題は自分の意見が薄っぺらいことでした

ほぼ語学の問題ではありません。物事に対して自分が何も考えていないのです。イランの友達と話しててこんな会話がありました。

What do you think about the US now? Japan was dropped an atomic bomb by the US, right?

事実としては学校で習ったから知ってるけど、そこに自分の考えはありませんでした。原爆資料館も修学旅行で行ったけど何を思ったかを言葉で表現できるほど、考えて伝える作業を今までしてこなかったのです。
戦争のこと。宗教のこと。日本の慣習のこと。いろんなトピックに関して勉強不足でした。

もちろん言いたいことがあっても言えないことは多々ありますが、これはその時に学べばいいですし

言えなかった → なんて言うんだろ? → こうやって言うのか

のプロセスを独り言でも対人でも繰り返していけば数は減ってくる気がします。その上で普段使ってる表現と違った表現だったり、イディオムを加えていくことが自分の勉強法としては最適かな、、なんて思っております。




非英語圏で留学するということ

ハンガリーに留学した経緯は別の記事で書いた気がしますが、費用面が大きいです。英語圏での留学となると、おそらく2.3倍以上はかかったことでしょう。

ハンガリー ブダペストはどこに行っても比較的英語は通じます。彼らも第二言語として学んでいるわけですから、ネイティブほど話すスピードは速くないし、使っている英語にスラングはほとんど入っていません。(少なくとも僕の友達のハンガリー人は。僕に合わせてくれただけの可能性も大いにありますが。)

僕にとって英語はコミュニケーションツール以上でも以下でもありません。
自分の伝えたいことを限りなく100%伝えることが英語学習のゴールです。
相手がネイティブでないのなら、伝わるかどうか不安なスラングは使用しませんし、最大限伝わりやすい形で伝えます。もちろんネイティブ相手なら使用した方がより自分の伝えたいことを伝えることができるかもしれません。

そして僕の将来的な目標はヨーロッパのサッカークラブでS&Cコーチとして活動すること。当然いろんな国の選手がいることでしょう。であればなおさらみんなに伝わる英語でなければいけません。すごく上からな物言いになってしまいますが、TOEIC680だった僕が英語を勉強する上でハンガリーを選択して後悔したことは1つもありません。

極論日本にいても英語力を伸ばすことはできるわけで、場所はさほど重要ではない気すらしてきます。自分への矢印の向き次第。大切なのは自分が誰とどう言う意識でどう関わるか。

ただリスニングに関しては、英語圏の方が絶対伸びるような気がしてます。感覚的に。



今日金言と出会いました。
『人生は全部決まってるから楽しく自由に一生懸命生きた方がいいよ』




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