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BtoB×マーケティング

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BtoB×マーケティングに関する記事をピックアップしています。
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2020年5月の記事一覧

Withコロナ時代のBtoBマーケ組織に必要なのは、"3密"ならぬ"3共"だ

この記事では、コロナ禍によって起こる変化に対して、主にBtoBマーケティング組織が順応するために必要な3つの視点をご紹介しています。 BtoBマーケティングの最前線に立っている方や、その組織を率いる立場にある方にご参考いただけるかと思います。 自己紹介noteへの投稿は初めてなので、まずは自己紹介から始めます。お忙しい方は、次セクションの「まずは結論から:"3共"とは?」までスキップください。 --- はじめまして、Fringe81株式会社の横山(@_NaokiYok

導入事例インタビューの制作フロー(SmartHRの場合)

ご無沙汰です、ふじじゅんです。今日はビズみあるnoteです。 ■■ 【前置き】なぜ導入事例に注力しているか?SmartHRのマーケティンググループでは、これまで注力してきたリードジェネレーション/リードナーチャリングや絶賛強化中のブランドマーケティングと並行し、お客さまがお客さまを呼びたくなるような仕組みづくりを「サーキュレーションマーケティング」と定義して、今まさに循環を生んでいこうとしています。 そのために必要なのが、熱量の高いファン(アドボケイト)を発見する、あるい

SaaS(サブスク)の指標(KPI)を図式化してみた。

SaaS(サブスク)業界で使う指標を日本語に翻訳しようとしましたが・・・ 断念しました。 無理でした。余計にわかりにくくなります。 じゃあ、どうしたら説明しやすいんだろうか・・・と少し考えました。 そこで、15年以上も前のことを思い出しました。 実は私、工業高専の電気科出身の理系です。(中退していますが・・・) 当時、ある先生が数学の授業のときにいつも言っていました。 お前ら、計算式なんか見てもなーーんもわからんだらぁ〜 そういう時はな、絵を書くんだ。図を書くんだ。

SaaSをより強くするためのMarketplace、あるいはMarketplaceをより強くするためのSaaSに関する考察

ジェネシアの相良です。日本と東南アジアで、シードステージのDXスタートアップに投資をしています。 先日来、DXスタートアップの二大ビジネスモデルであるSaaSとマーケットプレイスについての考察を進めるにつれて、両者は別物ではなく互いの強みと弱みを補完し合う関係性にあると感じることも増えてきたため、この辺りで掲題のテーマについて筆を執ってみようと思います。 サマリーは以下です。 DXスタートアップの二大ビジネスモデルDXの本質は、デジタル(ソフトウェア)を起点に、企業内オ

和製SaaSのT2D3とMendoza Line

Battery VenturesのNeeraj Agrawalが提唱したSaaSの理想的な成長スピード、T2D3。 Scale Venture Partnersが示したSaaS企業がIPOに向け最低限到達すべき成長率、Mendoza Line。 この2つの基準を日本SaaS企業に当てはめ、考察を行ってみます。 T2D3を理解する SaaSに関連する記事を読んでいると、以下のグラフに示される「SaaS企業の理想成長はT2D3」という意見が業界標準として扱われてるように思え