スーパーの鰻の蒲焼から見える社会考察と科学「的」な話。
スーパーの鰻の蒲焼きを自宅で美味しく食べる方法の動画をアップしている人がいて、やり方は大体合ってると思うのに
否定的な
「高い鰻を買うワ!」とか
「店で高い鰻食う」とか
心のこじれたコメントが多くて嫌になる。法律が変わって病院送り(治癒する)になればイイのにと思う。
現状やサイエンスすると
①国産天然鰻は老舗店でも殆ど手に入らない。
②国産養殖鰻は海外から稚魚を輸入しているので、殆どの人は外で食べても外国のDNAの鰻を食べている。母川回帰(魚)以外が多い。
③蒲焼にしてから冷凍後解凍すると、ドリップで水分と旨味が抜け、コーティングの役割も担うタレに鰻の臭みが移ってしまう。
なので、
タレを洗い流して新しいタレをつける。
水分と旨味を加える為、日本酒を加えたごく少量のお湯で短時間優しく茹で水分と旨味を加え、高温のオーブン、グリルなどで表面を焼き直す。
タレは添付でも自分で作っても(鰻屋のタレと違い)味はあまり変わらないのでどちらでも良い。
因みに鰻は泥に埋まっているので、天然鰻は自分で釣っても臭くて食べられない。(特に日本の河川で餌を食べているので様々な臭くなる餌を食べている)
そのため低層に暮らす鯉やナマズと同じで、1〜2週間綺麗な水で泥抜きをしないと食べられない。
それでも臭いので、醤油ダレなどで味や香ばしさを加えて調理する。(他のアジア諸国ではニンニクをはじめとする香草やスパイスを加える事が多い)
(話を少し脱線すると
現代だと近海、特に都市圏の湾内で獲れる食物連鎖上位の魚や回遊魚は低層魚でなくても全てケミカル臭がする。スズキ、地メバル、地カサゴ、ソイや、イワシ、アジ、コハダも。むしろ海外の輸入魚の方が臭くない。「千葉県産」と書いてる人達は嗅覚が弱いと思う。東京湾、外房、内房と分けて書いて欲しい。寿命がほぼ1年だからか生態からかハゼは不思議と臭くない。)
つまり蒲焼き(醤油ダレ)は先人の知恵。天然の鰻の白焼きは「絶対に臭い」
ど田舎で獲れた鰻はケミカル臭くはないと思うけどまず手に入らない。
赤坂の政治家が行くところなら有りそうだけど。
てもドブ臭さダケは1ヶ月泥抜きしても抜けないと思う。
自分が子供の頃はまだ天然鰻が沢山採れたけれど、鼻が敏感だったので泥臭い記憶しかなくイイ思い出はない。下流の魚は全部臭い。
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