#超短編小説
音と読む短編小説 World End Serenade /フラチナリズム 『4431』より
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「ねぇ、5日後に世界が終わるって言われたら何して過ごす?」
無人島にひとつ持っていくなら何にする?と同じレベルの問いを彼女が唐突に投げかけてきた。
「とりあえずめちゃくちゃ美味いもん食うでしょ?
で、やっぱりお前とは一緒に過ごしたいよな?…」
模範解答みたいな会話でやり過ごす。
いま抱えてるあの案件も、将来への漠然とした不安も
世界の終わりと共に