ずっと未完成
ころあい自然楽校小学部スタッフ静です。
今年度も18人の子どもたちとともにスタートしました。
昨年度は9人から16人に急に増え、拠点もかわり、戸惑いの中の新学期でしたが、
今年度は春を迎える前に、
ころあい自然楽校は何のためにあるのか。
子どもたちのどんな姿が見たいのか。など、スタッフや保護者と対話をしてからスタートを切ることができました。
異年齢でありながらも1年生をしっかりサポートするには。
低学年と高学年、育ちの違いによって必要な時間もかわるよね。
などといろいろなことを考え、4月から新しい時間割でスタートしました。
そしてその通りやってみて1週間。
ここの学習の時間は、ちょっと長すぎるから短くしようか。
毎週金曜日にしていたほんの紹介サークルを、ビブリオバトルの形でやってみよう。
今日やってみたら、そのあと本が読みたくなっちゃって学習に向かえない子がいたね。そりゃそうだなー。
本を読めるゆとりをどうすれば生み出せるだろう。
子どもの様子を見ると、12時ぐらいからお腹が減っているよね。
お昼休みを12時からに変えようか。
などと、スタッフで話し合って、さっそくどんどん時間割が変わっていっています。
なんなら話し合っている最中に、何の話しとん?と寄ってきた子どもも相談に加わったり。
実は1週間前に保護者会があって、新時間割を発表しています。
けれど、やってみて、子どもの様子をよーく観察して、どんどん変えていっている。
今回はプリントにまとめて、みんなにちゃんと配布したにも関わらず。笑
公立小に勤めていた時、何かを決めて、保護者に発表して動き出す、みたいなときは、ほぼ変更は許されないもの、という認識でいたことに気づかされました。だから準備もめちゃめちゃ必要だし、よーく考えて、検討して、失敗のないように慎重に。
むしろ失敗しそうなことは、もうチャレンジしない。みたいな現象が起こっていたことにも気づきました。
だけど、子どもの様子を観察して、その時最善だと思うことを模索していく。
「完成」はいつまでもしない。
いつまでも「未完成」で、失敗して、観察して、向上し続ける。
学校づくりも探究だなぁ。
そしてその探究を、同じ仲間として見守り、アドバイスをくれる保護者チーム。保護者の目が怖い!と思うんじゃなく、とっても心強く感じている。
それ、すごいことだよなぁ。
そんなことをしみじみ感じている春です。
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