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線路は続くよどこまでも。

こんにちは⛅しずくです。
明日は雨に変わるので、湿気を感じる曇り空。
今日の分のYouTube動画up作業が終わったので
やっとパソコンに向かえました。

読書が好きでした。
しかしながら数年前より、目がチカチカとし、
書かれた文字の意味が理解できず
読み進められなくなりました。

症状が軽い時は読めるようになったものの
読書は、私にとってハードルの高いものへと変わりました。
月に何冊も読めていた頃が幻のようです。
そのせいにしてみたいのですが…笑

私は、語彙力が低いです。
文章も思ったままに書いているので
おかしな箇所が多々あると思います…

…結論として
他の方の文章を読み、撃沈したのです…笑
社会にあまり出ていない人生だった事も原因なのでしょう。
皆さんの文章力に尊敬の眼差しです。
自分の拙さに恥ずかしさを覚えました…

それでもこうして文章を書いているのは
何かを伝えたい気持ちがあるからなのでしょうね。

他人と比較し、落ち込むという負のループから離れ、
その気持ちに向き合ってみようと思います。
ここでは、解放された自由な私で在りたい…✨

以下、私の過去のお話になりますが
暗い表現があります。
フラッシュバックしやすい方やうつ状態の方など
ご心配な方は、お控えいただいた方が良いかもしれません。
明るいだけの文章も書きたいな…♡


私は母の敷いたレールの上を
脱線しないように細心の注意を払いながら
必死に進んできた。
脱線せずとも、到着時刻に1秒たりとも遅れてはならない。
寸分たがわず運行しなければならない。

テストという紙の上では
100点という完璧が望ましい。
誰もがそこを目指し
よりそこに近づけるように、努力するのだろう。

私には、それ以外が目の前にちらついていた。
99点以下…
それどころか、90点にも及ばなかったらどうしよう……
目に見えぬ恐怖にいつも怯えていた。
でもそれが正しい事だと思っていたから
99点以下の数字達を見ながら、100点を目指した。

当たり前だとも言われた。
ちゃんと勉強していたら、100点が取れて当たり前なのだ。
私の中では、100点を取れない事はあってはならない事で、
間違っている事だった。

母は、PTA役員を務めていた。
頻繫に学校に出入りし、私に関わる先生達と交流を持ち
あの先生がこんな事を言っていた…とよく聞かされていた。

母から離れ、学校に居ても
母に監視されているようだった。

仲良しの友達と同じ高校に行きたかった。
私の偏差値にはぴったりな高校だった。
中学校はブレザーだったから、セーラー服を着てみたかった。
制服がとても可愛くて、女子にも人気のある高校だった。
家からは、二駅離れているが
自転車で通うことになるだろう。
放課後、友達と笑い合いながら、
楽しく過ごしている自分の姿が思い浮かんだ…

母に指定された高校は
家から徒歩5分も掛からない所にある
私の偏差値よりも低い学校だった。
制服は、中学と何ら変わらぬブレザーだ。

初めて自分の意見を言った。
どう話したら理解を得ることが出来たのだろう…?
そもそも私には、決定権など与えられていなかったのだ。
気持ちを受け止めてくれる親など、私には与えられていなかった。

『親に向かってなんていう口の利き方をしてるんだ!』
ヒステリックに怒鳴り散らす
母の口癖だ。
親は子供よりも偉い。
親は子供よりも上。
子供は親よりも下。
意見するなどもってのほか。
あってはならない。
間違っている事なのだ。
分かっていた。
だからすぐに諦めた。
それが正しい道なのだと信じようとした。

それでも華やかな高校生活を夢見ていた。
入学してすぐに、その夢も静かにどこかに消え去っていった。
華やかな放課後もどこにも見当たらなかった。
学校が終わったら、5分も掛からずに帰宅しなければならない。

どこか頭の片隅で、机を並べている生徒達のことを馬鹿にしていた。
ジブンヨリモアタマガワルイヒトタチ。

友達はできた。
どこからどう見ても、『友達』というカタチにちゃんと見える
学校内でのセット。
ただの人の塊。
仲良しごっこ。

数学と生物と化学が好きだった。
だから、高二で理系を選択するのは苦ではなかった。
特に、記号が含まれた数式を解くのが好きだった。
難しそうな数式のたった一つの答えを導き出せた時は
テストで100点を取った時よりも
ずっと大きな達成感があり、嬉しかった。

本当は獣医師になりたかった。
医者は男の人がなるものだと言われた。
動物なんかより、人を相手にする仕事にしなさい。
必ず資格を取りなさい。
看護師の数が減ってるだって。
国家資格を取りなさい。

『看護師になぜ、なろうと思ったのですか?』に対する言葉は
優等生に見えるように作った噓だらけの言葉の塊。
それを穏やか笑みを浮かべて、私は平気で嘘をついた。

母の望み通り、私は看護師になった。
私は、母の自慢の娘を演じぬいた。
母が敷いたレールの上を真っ直ぐに走り抜けた。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました…🌸

#心  #過去 #看護師 #毒親 #アダルトチルドレン
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