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漂流はじめました

7月17日。土曜日。夏。
友達の家。出勤した友達を見送って午前。午前だけど午後ティーを飲む。頭が重くて少しうたた寝。友達の家。
PCを開いて文章を書く。一銭にもならない文字。でも書く。書きたい。綴る。紡ぐ。繋がってく。
働きたいひとと一緒に働きたい。ここで働かせてください。千と千尋。夏のジブリが好き。

昼過ぎ、好きな街に行く。古き良き映画館。初めて会うひとと待ちあわせ。夏の日差し。まだサマーウォーズを観ていない。

素敵な場所を案内してもらう。喫茶店。古本屋。小劇場。雑貨屋さん。
ひととひとが繋がる瞬間に出会う。初めて出会ったひとと、気づいたら笑い合っている。この感じ。久しぶりに思い出す。

駅。手動改札。ICカードは使えない。駅員さんが笑って送り出してくれる。あたたかい。
ゆとりを持って座れる電車。午後6時。夏。山のある夕景。視界に飛び込む色は蒼。灰ではなく、蒼、蒼、蒼。

取り戻していく。自分のかたちを。
ゆっくり、ゆっくり、ゆっくりと。

おかえりと言ってくれるひと。
会いたいと言ってくれるひと。
ここにいていいよと言ってくれるひと。

大切なひとたちのそばにいたい。
流れていく夕空。

友達に買っていくお酒を考える。夜ご飯は何を食べようか考える。明日からのことを、これからのことを考える。

人生の流れを感じる。
こっちだ、と思った方に流れたい。
きっと、こっちだ。

夜。透き通った夜。この街の夜は気持ちいい。星が見える。空がちゃんと黒い。好きな匂いの夜。

ただいま。

眠れない夜のための詩を、そっとつくります。