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大阪・エンバンクメントコーヒーさん(前編)

 横文字の店名。洋風のカフェかと思いきや。なんとお店は黒い家?
きょうは、むかしの名曲「海をみていた午後」ならぬ、大阪版「川をみていた午後」などいかがでしょうか。
(1700文字)


エンバンクメントコーヒーさん

 EMBANKMENT Coffeeと書きます。
大阪・北浜のカフェ。ですが大阪人も店名だけでは、ピンとこないのです。お店の外観をさっそくごらんください。

エンバンクメントコーヒーさん
EMBANKMENT Coffee 
大阪市中央区北浜1-1-23
北浜長屋(二軒長屋)
月~金12:00~18:00
土日祝9:00~18:00

歩道から撮ると、こんなかんじです。真ん中に扉、右半分は別のお店です。もうすこし引いてみないとわからないですね。
では、遠景をどうぞ。

 左側のペパーミントグリーンの屋根は洋風建築「北浜レトロ」さん。
右側の黒いたてものが「エンバンクメントコーヒー」さんです。


むかしのたてもの。屋根の高さは、この高さでそろっていたのでしょうね。北浜かいわいは、むかしから大阪の文化・経済の中心地。ビルがそびえるビジネス街なのです。

北浜レトロさん 英国式紅茶のお店
予約必至

歩道が狭く、すぐ車道です。観光地ではないので、スーツ姿の仕事人しか通りません。殺風景なビルのまち、北浜。

ビジネス街。おでかけ・旅行は、だいじょうぶかしら? 安心してください。

建物の反対側の画像を、どうぞ。

川とバラ、春の画像です。建物の反対側は、観光地の中之島なかのしま公園。
中之島には大阪屈指の「バラ園」があるのです。
この土佐堀川とさぼりがわに架かる難波橋なにわばしを渡って。ほんとうに大阪? 
そう、景色がまるでちがうのです。

 土佐堀川


 中之島バラ園

入場無料

エンバンクメントコーヒーさんの対岸は中之島と「中之島バラ園」。北浜駅から北へすぐ、難波橋・通称ライオン橋を渡るだけ。

結婚写真の人気スポット
春のバラ園
ちかくの大阪市中央公会堂
結婚写真の撮影まっさかり
5月に陽をうけて
咲きほこるバラと北浜レトロさん

春のバラ園は、とてもいいかおり。けれど大阪の5月、すでに中之島も暑くて、ゆっくりバラをでにくし。木陰もすくなく日焼けするのです。


それでも、新緑とバラがあふれる中之島から土佐堀川とエンバンクメントコーヒーさんをながめるのもよいものです。


大阪は「川をみていた午後」ですから。海はあかん。海は悲しみを捨てるところ、悲しい色なので……。

まるでミニチュアハウス


北浜長屋・きたはまながや

二階建ての黒い蔵ふう 縦長の窓

入り口はガラスの扉。もちろん手動です。まるいあかりと、ひらたい三角。明るいグレーの木枠がモダンですね。ここだけ洋風建築。ユニークなたてもの、さっそく入ります。


あら、説明板があります。抜粋と引用をいたします。


北浜長屋(きたはまながや)
大正元年(1912年)木造2階 地下1階

市電の敷設による土佐堀通りの拡張に伴って大正元年に建られた二軒長屋である。背面は土佐堀川に面し、かつては地下一階部分が水面に接して川から直接出入りすることができた。正面2階は黒漆喰による土蔵造りだが、1階玄関には洋風のペディメントがあり、2階の天井には押出しの金属天井が残るなど和洋折衷のデザインとなっている……


説明文より抜粋いたしました

和洋折衷の長屋。大正元年の建築とは。ゆうに100年を越えたたてもの。

それではコーヒーをいただきます。

和洋折衷 二軒長屋



浅煎りのコーヒー専門店

入り口で注文と支払いをします。
一杯ずつ淹れてくださる「浅煎りコーヒー」だけのお店です。
これは、珍しいコーヒー店。
キャロットケーキを食べるつもりで、それにあうコーヒーをスタッフさんに聞きました。

1階には、すでにお客さまが。なので2階に行きます。内装は白い壁と木の床。階段を上ります。

2階は、純和風ではなく北欧風の机とイスがさらりと並んでいます。白い壁に注意書きが。
「店内の撮影に関するお願い」

かなり具体的です。お店と、ほかのお客さまの迷惑を考えて撮影せねばなりません。

とりあえず、道路側の空いている席に腰かけました。


コーヒーを
まつことにします。



文字数が多くなりました。続きます。

毎週水曜日は
「たてもの」の日

いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。

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