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大阪・日光温泉さん「鵺塚(ぬえづか)」のとなりでお湯がわく

 日の光と書いて「日光にっこう」。となりには、夜に鳥と書いて「ぬえ」の塚。
大阪市都島みやこじま区で、日の光のようなお風呂屋さん、まちを明るく照らしている銭湯があります。
(1809文字)



日光にっこう温泉さん

 大阪市都島区。日光温泉さんのある都島駅のまわりも、おおきな会社・高校・病院があります。賑やかな飲食店と住宅のあるまちで、静かにお湯がわいています。

日光温泉さん
大阪市都島区都島本通3-9-18
14:30~24:00
金曜休み


もより駅は……
●Osaka Metro(大阪メトロ)・谷町線・都島駅…徒歩約4分

 日光温泉さんの営業時間は長く、夜24:00まで。仕事帰りも余裕で行けます!
最近の銭湯は、22:00ぐらいまでの時短営業も増え、ゆっくり銭湯に行きたくても行けないひとも多くなりました。
地域のひとびとに愛されているのがわかります。


近所の老舗の会社は、佃煮の磯じまんさん、ドリンクメーカーのハタ鉱泉さんなどがあるのです。仕事帰りの入浴も多そうですね。

大阪の海苔の佃煮はコレ


鵺塚ぬえづか

 日光温泉さんのすぐ西側に「鵺塚ぬえづか」があります。珍しいので、入浴のさいには、ぜひとも、ごらんください。


「ぬえ」の塚。石の階段、ちいさな塚。わたしは陽のあるうちに行きましたが、夜はどんな雰囲気か気になります。

鵺塚(ぬえづか)
都島区のおもな史跡・旧跡
看板より説明を引用いたします

鵺 塚
 近衛天皇の仁平3年(1153)京の御所・紫宸殿に夜ごと「鵺(ぬえ)」という怪獣が現れ、帝を悩ませていました。侍臣の源三位頼政が矢で射落したところ、この「鵺」は、頭がサル、胴がタヌキ、四肢がトラ、尾がヘビの姿をしていました。
 これを丸木船に乗せて淀川に流したところ、当時湿地帯であったこの地に漂着しました。
 祟(たた)りを恐れた村人たちは、土に埋めほこらを建てて「鵺塚」と呼び、ねんごろに祀ったと伝えられています。
 現在の塚は、明治の始め大阪府が改修したもので、ほこらも昭和32年(1957)に地元の人々によって改修されました。
この「鵺」のデザインは大阪港の紋章として使用されています。

大阪港紋章

なんともふしぎな「鵺塚」です。
「ぬえ」本当にいたら、すごい造形。でも見てみたい。
「鵺塚」には、たまに猫ちゃんが遊びにきます。

最近、補修したような



こぢんまりした浴室

 鵺塚ぬえづかを見ていると、背後から銭湯特有のかおり。お湯のながれる音や、ふんわりと湯気っぽさが、ただよいます。
なんとも、ふしぎです。

となりは桜通商店街。アーケードをくぐるとお昼でも暗い。お店は5軒ほどの営業です。駅近で、かつては栄えていたのでしょうね。

商店街で働くひとびとが仕事の終わりに日光温泉さんへ。むかしのにぎわいを想像するしかありません。


浴室はコンパクト。湯船も、ちいさいながら、いきおいのあるジェット・電気風呂がならびます。深い湯船はキリッと高温です。


サウナあり

日光温泉さんは、ふつうのまちの、お風呂屋さん。掃除がゆきとどいて清潔感があります。

有料サウナあり。地元のマダムは入らないのか、空いています。サウナがすきなかたは、どうぞ。時間帯にもよりますが、ゆっくりできそう。

天八うどん どんでんさん(近所)




オススメ薬草風呂

おすすめは、ひとりぐらいの広さの薬湯風呂。粉の市販の入浴剤ではなく、薬草の袋が浮かんでいます。湯は茶色・薬草の香り。


ぬるめで鼻も皮膚もリラックス。
天然の薬草風呂、オススメです。みなさま、ゆずりあっての入浴にご協力ください。


飛騨ひだ牛乳

湯上がりはロビーでドリンクをどうぞ。日光温泉さんは、大阪で珍しい「飛騨牛乳」さんの牛乳があります。

早くから禁煙 入り口に灰皿

飛騨牛乳、わたしは初めて飲みました。もしかしたら、大阪でここだけかもしれません。貴重です。

(残念、写真を撮りわすれました)

近くに販売店

伝説の「鵺塚」を見て、
入浴で疲労回復。


風はつめたくなってきて、
まわりの居酒屋さんも、秋冬メニューに移行中。

日光温泉さんでポッカポカに。
そうだ、日光東照宮に関係するものは、なかったみたい。


名前だけでも、ありがたくなります。
また来ます。駅から近いのが、ポイント。

帰ったら冬物衣類を出さなくてはね。



毎週土曜日は
「銭湯」の日


いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに 


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。

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