大阪・天八うどん「どんでん」さん
かつて、天神橋筋商店街の七丁目に立ち食いうどん「天六うどん」がありました。名物「けつねうどん」と黄色い看板。
今年の初夏、惜しまれつつ閉店……その後、移転リニューアル「天八うどん・どんでん」さんになりました!
(1602文字)
天八うどん・どんでんさん
もより駅は……
●Osaka Metro(大阪メトロ)・谷町線・都島駅…徒歩30秒
1番出口を上がってすぐの路地。
(前のお店「王将・都島店」さんは裏に移転営業されています)
まぼろしの天六うどん
まずは、天八うどんさんの前のお店も書きますね。店名は「天六うどん」さんでした。
Osaka Metro(大阪メトロ)・谷町線・天神橋筋六丁目駅を上がってすぐの立ち食いうどん屋さん。
強烈なインパクトの、おおきく黄色い看板。いま思えば「けつね」を表現していたのかも。
「けつねうどん」は、きつねうどん。むかしの大阪人は「けつね」と発音していました。発音どおり、懐かしい……。
おおきな看板に、いつわりなし。
ダシがしみこんだ、巨大アゲ。天六の名物でした。
ダシが濃い!濃いといっても醤油で真っ黒のツユではないのです。ダシが強め、醤油とうまい具合のバランス。
これは、相当な量の昆布とかつおぶしを使っている、主婦でなくてもわかります。ぜんぜん下品じゃありませんよ!
むかしから名店と知っていたけれど……。閉店を知り、けつねうどんを食べたしだいです。
うつわから、はみ出そうなアゲ。厚揚げのようなボリュームです。
若いころは、敬遠してたお店。
立ち食い店に平気で入れるようになった年代には、たくさんのお店は閉店します。
じぶんも年をとるだけ、お店もなくなってゆくのです。
■閉店のお知らせ■2023年4月24日■
後継者不足。天六うどんさんに限らず、どこのお店でもある、深く厳しい現実です。
なんと7月に移転・リニューアルのニュースが流れました。
以下の文は現在の姿「天八うどん・どんでん」さんです。
天八うどん・どんでんさん
■2023年7月15日■オープン■前のお店の、谷町線・天神橋筋六丁目から1駅・東の都島駅。
店名は天六ではなく、天八に。
「てんはち」「てんぱち」どちらの読みかしら?
(わたしは「てんぱち」と言ってしまいます)
どんでんというのは「どんでん返し」? おもしろいですね。
たまたま美味しく出来ました
きつねうどん 牛すじそば
以前より謙虚な姿勢では。
けつねからきつねに変わっています。
「どんきつねうどん」
アゲがどうなったのかは、ナイショにします。
オレンジ色のテント。往年のファンも、はじめて来たひとにも、わかりやすいです。
牛すじ、売り切れでした。
看板も新調。キャッチフレーズもリニューアルしました。
隠れたるより表るるはなし
「復活のダシ」
まんまる おおきな梅
ダシに負けない存在感
感想。
クチはわるいが、このひとこと。
うめぇ。
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。
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