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大阪・リードコーヒーさん「汐見橋でコーヒーを」

汐見橋しおみばし。大阪の道頓堀川どうとんぼりがわに架かる橋。
道頓堀どうとんぼりといえば戎橋えびすばしだと、みんな言うけれど。
汐見橋も、いいものです。
(2404文字)



LEAD  COFFEEさん

ここは、大阪市浪速区桜川なにわくさくらがわのコーヒー屋さん。

LEAD COFFEE さん
大阪市浪速区桜川3-2-1
新桜川ビル1F


● Osaka Metro(大阪メトロ)・桜川駅
● 阪神なんば線・桜川駅
いずれも地下に駅があります。
難波なんばから、一駅の近さです。


新桜川ビル

なにやらポコッとした建物ですね。
この「新桜川ビル」1959年に建ちました。


なにやら圧迫感。囲うように高速道路が走っています。
これは阪神高速・開業は1964年。
昭和の東京オリンピックや東海道新幹線開通の、あの頃。
わたしも同い年です。
新桜川ビルの方が早く建ったのです。


カド地に、まぁるく。円形かと思いきや、扇形のモダニズム建築。
可愛らしい4階建て。

1・2Fは、店舗。3・4Fは、住居。
4階建ての新桜川ビル。
戦前は1階建て・2階建ての建物が主流でした。
戦後・新時代の幕開けです。


瓦のないお家とお店。白い壁。
いまの町の建物の、ご先祖さまのような存在かも。


建物の後ろは、いまの団地っぽい雰囲気。扇形がバッチリわかります。
下には車が停まっていますので、ご想像ください。



ちいさなお店の おちつき

LEAD COFFEE さん、こじんまりとしたコーヒー専門店。店内は思ったよりも、広く明るく感じます。

リノベーション・オブ・ザ・イヤー
2017総合グランプリを受賞した新桜川ビルの1Fにかまえる当店は
ロシアンバーチ特有の木の色と白基調としてリラックスできる空間です。

LEAD COFFEE 公式サイトより抜粋


バーチとは、カバ・白樺の木材。

従来の、木目調のお店は濃い茶色系。ちょっと暗めの渋い雰囲気。


LEAD COFFEE さんは白基調。
それで明るく白い店内なのですね。
テーブルや椅子の重心を低くして、余計なモノもなくスッキリ。


もちろんテイクアウトや、外の席もOK。
灰皿が置いてあります。
喫煙も気兼ねなく(?)


川なき「桜川」

店内からは、大通り・新なにわ筋が見えます。千日前せんにちまえ通りも、交差しています。
いつも車がビュンビュン、ひっきりなしに走ります。


すこし殺風景に感じるかもしれませんね。
この地「桜川」の名のとおり、むかしは、桜川が流れていました。


いまは、埋め立てられて地名にだけ残る「川」
水の都・大阪には「川」のつく地名がたくさんあります。「橋」もそうです。


目が覚める、黄色いコーヒーカップ!
初めてです。オシャレです。
コーヒーは「桜川ブレンド」を。 川なき、桜川に思いをはせて。


スイーツはビックリするぐらい豊富にあります。
ラテやコーヒー、お子さま用ドリンクも完備。

紫イモのスコーン。黄色いお芋も、ごろごろ、ずっしり。
甘すぎず、おいしい。


よく見ると、コーヒー・ペーパー・フィルターの、お座布団。
これは、スコーンを中に入れて食べれば、ポロポロしない。
いいアイディア。美味しさアップ!

桜川のすぐ北側は、大阪市西区。ファミリーも多く、大阪で人気のエリアです。
大阪市立中央図書館・靭公園うつぼこうえん・家具の町やオシャレな堀江ほりえ地区。見どころ、たくさん。
老若男女・おでかけにぴったりです。



ご注意・LEADCOFFEEさんは16:00までです。
夕刻・西の汐の時間とともに閉店。15:30までに入りましょう。



橋ならある。汐見橋

LEAD COFFEE さんの、お店の北には道頓堀川どうとんぼりがわ
大きな橋・汐見橋が架かっています。


有名な戎橋えびすばしから西に、数えてみると……。
戎橋から、十橋め。汐見橋があります。橋から西を向くと大阪ドームが見えます。

夜のネオンが、ぬらぬらとしたイメージの道頓堀川。
すこし西に移動すれば、こんな住宅街を流れる穏やかな川になります。
汐見橋の上からの道頓堀川です。

汐の香り。



南海・汐見橋駅

LEAD COFFEE さんのすぐ西隣は、
南海・汐見橋駅があります。

桜川に来ると忘れちゃいけない。
歴史深い、この駅も覗いて見てください。
運行は1時間に2本。車両が見れればラッキー。
いつ廃線になるのか、いつもヒヤヒヤ。大阪の秘境路線です。2両の車両を見るとホッとします。

南海・汐見橋線。汐見橋駅です。

1900年開業・汐見橋駅。
最初は「道頓堀駅」だったのですね。
歴史年表や飾り付けなどは、最近の設置です。


電車がいなければ、電車が来るまでコーヒータイム。
それもまた、いいものです。時間があるときのお楽しみ。

かつて、工場の夜景・ラッピング電車もありましたよ。この車両は、優しいお顔です。セカセカしてはいけませんね。

沿線の地図を見るのも楽し。小さな駅の大きな地図。ここだけ見れば郊外の小さな秘境駅。

大阪市内のレアな存在。訪れる人も多いのかスタンプまであります。

背景は高野山のデザイン。

もとは切符売場の窓口。南海沿線の公園やおすすめスポットが、たくさん。
壁新聞ふう・画像は11月。手作り感に、じんわりします。

右手、端っこに「タバコの始末」と書いてます。ポイ捨て禁止。むかしむかしの注意書き。


ワンダーランド汐見橋駅

木枠の窓と、大きな水銀温度計。
銭湯の鏡広告ならぬ、温度計広告。
広告主は、トネ薬局さん。
まだあるのでしょうか。


記念と保存のため撮影しました。
わたしの、まちあるきが広がります。
いい写真スポット、いい駅舎です。


汐見橋のワンダーランド。
過去と未来をつなぐ、おいしいコーヒー。
川なき桜川の、まぁるいビルで。
道頓堀川に架かる汐見橋でコーヒータイム。



汐見橋でコーヒーを。



月曜日は
「コーヒー・喫茶店」の日


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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