【建築】神戸女学院大学・2018~19
兵庫県西宮市・神戸女学院大学。
現存するヴォーリズ建築のまなびや。これは、2018~2019年のアルバムです。当時SNS投稿は不可。現在は解禁されています。
ぜひ、ごらんください。
(1814文字)
神戸女学院大学
オープンキャンパス・大学祭・愛校バザー・一般公開。神戸女学院大学の建築群を見るチャンスは年に数回あります。
もより駅は……
●阪急・門戸厄神駅…徒歩約10分
あれ、駅名が厄神って?
大学のあるところとは、おもえないかも。もより駅の阪急・門戸厄神駅は、厄除・東光寺があります。同駅は1921年(大正10)年に開業、現在も参拝客でにぎわう駅なのです。
兵庫県西宮市の海側は、酒蔵がならぶ酒どころ。山側は高級住宅街です。門戸厄神駅から、一軒家の住宅街を歩くと岡田山。
大学キャンパスの入り口、門と守衛さんが立っていて、すっかりヨーロッパの雰囲気。美しい女子大生が……ここでは人物が入るため写真は撮っていません。
ここからは登り坂。大学は山の上。
「遅刻しそうなほど遠い……」庶民の感覚では、やたら距離があるように感じます。林のなかをハイキングしているようです。野鳥のさえずりも、あちらこちらから。
登りつめると寄宿舎のような校舎が見えてきます。
神戸女学院大学の歴史
■1875年(明治8)・「神戸」の名前のとおり神戸市中央区に私塾として開校。名称は「女學校」
英語で「Girl's school」でした。
■1924年(大正13)・神戸女学院に改名。
■1933年(昭和8)、ここ岡田山キャンパスに転入。すでに門戸厄神駅はありました。
校舎の設計は、ウィリアムズ・メレル・ヴォーリズ。
■1948年(昭和23)関西で初、新制女子大学に。神戸女学院大学に。
■2014年(平成)ヴォーリズ設計の12棟・国の重要文化財になる。
ヴォーリズ建築
スパニッシュ・ミッション・スタイル (南 地中海様式)。
あわいクリーム色の壁に赤銅色の瓦(かわら)が特徴。
校章がモチーフ
校章は、身体・精神・霊魂の一致。
調和した完全な人格の育成をめざす。三つ葉のクローバーがモチーフてす。
チャペルに漢字
教会だけと思いきや、神戸女学院大学の敷地内に岡田山の鎮守・神社があります。ここは、もと摂津国・尼崎藩の領地でした。ずっと共存しているのですね。愛神愛憐。
ここだけ空気がちがいます。
国の重要文化財
2014年、文学館・理学館・図書館・音楽学部1号館・講堂・ソールチャペルを含む総務館。
ヴォーリズ設計の建築群が国の重要文化財になりました。
大学ぜんぶが博物館。1933年の建築、もうすぐ100年です。ヴォーリズ設計のたてものは、大阪にもありますが、これは来てよかったです。
キャンパスの目だたないところにタクシー乗り場がありました。3人で参加したので乗車。大阪に帰るのに便利な西宮北口駅まで。
複数人で行くなら、往路も西宮北口駅からタクシーにのり神戸女学院大学までいくのが時間短縮になります。
キャンパスは映画のロケ地にもなったとか。夢のようなたてもの。
余韻をのこしつつ。
「神戸女学院 ヴォーリズ建築 一般公開」は……
神戸女学院大学の公式Webサイトでの申しこみ受付。
2024年度は4月以降に日程などが出ますので、ぜひ。
◆足の不自由なかた、車椅子のかたは念のため問い合わせてください。
◆歩きやすい靴で、水分もご持参ください。
◆大学・近隣のご迷惑にならぬようお願いします。
◆くわしいことはこちらを……
【参考】
・神戸女学院大学公式サイト
・Wikipedia「神戸女学院」
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。
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