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まちの消火器

ひとりたたずむ街の消火器。
使っているのを見たことないです。
いいえ、それが良いのです。


消火器設置箱

1965年(昭和40)ごろから街に設置された消火器。
赤い入れ物で目立ちます。
普段、あまり気がつかない消火 器。
  まちの生活を見守ります。

メタリックな街頭消火器が多いなか、木製の箱を発見。
「消火器」とは書いていませんが、見たところ消火器の箱。
足もついていますが、前傾姿勢でお疲れ気味です。

地面に直置きタイプ。これは何と言うのでしょう。
「消火器設置箱」です。
木製の設置箱は珍しい。何も書いてませんね。
初期の設置箱タイプでしょう。


大きな消火器

これはディスプレイとして置かれているのかも。
ちなみに警備会社の店先にあります。
大きくてビックリ。経年のためかオレンジ色です。

ちょっとコミカルな、いでたち。
車輪つきで実際の操作は大変そう。
昭和のテレビ番組「がんばれロボコン」を思い出しました。



泡消火器

消火器設置箱に「泡消火器」と表示つき。
ある世代以上は、この表示を覚えています。


かなり古いタイプの箱ですね。
木製からスチール製に変わりました。
白色の手書き文字と丸い穴が交互に、
「消●火●器」
リズム感あふれる自由なデザイン。
サイドに、引っかけ鍵つき。上は蓋なのか外れているのか不明です。


茶色の箱

決まった字体と通しナンバー。
初期は番号で管理していたのでしょうね。
楕円形の取っ手付き。下に三本線。
町名は後から入れたようです。

複数本入り大型タイプ。
窓付きです。
茶色の設置箱は、経年劣化や変化・塗料など、いろいろと事情があるのかも……
奥の深さを感じます。


町名入り

「消火器」の文字が表札のようです。町名・自治会の名前・スポン      サー名も、入るようになりました。 


電柱や、今は少ない公衆電話にも住所が入っています。
設置箱には、旧町名のままだったりしてアジがあったりします。

正面に丸穴つき。ちょこちょことリニューアル。
わたしは、設置箱に本当に消火器 が入っているのか見たくなりました。


スケルトン

ここは、大阪市下水道科学館。
小学生が社会見学で来館します。大きな建物内の消火器具が見えます。
こんなふうに、ホースが折り畳まれて収納されているのですね。


消火器が見えた

消火器が、こんにちは。
設置箱の中にいました。丸穴はホコ リ避けのためかふさいで見えなくしているのですね。
ちょっと嬉しい。


むき出しの消化器が。

激動の昭和を暖め続けた火鉢と。
レアなツーショットですが……
消火器の寿命は約10年だそう。
交換しないといけません。


昔ばなしに花咲く二人を引き裂くものは、今はもう誰も。


最新設置箱

紅白のツートンカラー。
白地が多くで清潔感!
これが一番新しいと思われます。
今までの消火器設置箱が急に歴史の語り部になったような気がします。

時代が変わっても「火の用心」
「マッチ1本、家事のもと」


  ……マッチって何かしら?



毎週日曜日は
「自由エッセイ」の日


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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