銭湯の焙煎小屋
銭湯のとなりが「焙煎小屋」
どうみても一軒家だが、小屋。
銭湯から見れば、我が子のような可愛い小屋なのでしょうね。
第二寿湯 焙煎小屋さん
東大阪市の銭湯・第二寿湯さん。
そして、となりの焙煎小屋さん。
入浴すると飲食100円引きの特典があります。コーヒー、いかがですか?
最寄り駅は……
●近鉄電車・布施駅…徒歩約7分
銭湯のとなり。「第二寿湯 焙煎小屋」
屋号にも銭湯名が入っています。
一見、他人のお店のようですが、二軒は、ご家族で営むお店です。
昭和の一軒家を改装した、手作り感。ほんわりとよい香りただようコーヒー屋さんなのです。
コーヒーは、第二寿湯さんのお父ちゃん、先代のブレンド。
「自家焙煎オリジナルブレンドコーヒー」
さっそく入店します。
気さくなママさんがお出迎え。
「お風呂、入ってきはった?
わかりますよ。ありがとうございます」
いきなり、お礼を言われました。
第二寿湯さんの、ご家族の経営なのですね。見たらわかるとは。
「お風呂上がりのスッキリした顔でわかりますよ。コーヒー100円引きです。
たまに見落とすので、その時は申告してください」
そう、お風呂上がり。わたしは第二寿湯さんの玉砂利の深湯を堪能した者です。
ぽゃ~っとして、ふやけた顔で焙煎小屋に入店したのは否めない。
コーヒーを楽しみに、そして焙煎小屋の立て看板もチェックしていたのです。
「石焼きいも」があるということを。
旭 甘十郎
嵐 勘十郎を もじったの、わかる世代です。
略して「アラカン」
……わたしではないか。
「生産者も撮ってね、宣伝になるから」
そこまで言うママさん。仕事の責任感まで。
第二寿湯 焙煎小屋さんは、撮影OK・SNS投稿OKです。
「べにはるか」蜜があふれだす。
甘くしっとりふわふわなお芋です、と看板にも書いてありました。
最近は、さつま芋も種類が豊富で凝ったネーミングですね。
お腹が空いてきました。入浴はカロリー消費も多いので。
那智黒石、第二寿湯さんの玉砂利は、この石かもしれません。
艶のある黒い小石でした。
世間によくある「石焼きいも」の石ってどんなのでしょう?
道ばたの石……ではないですよね。
きっとこの那智黒石だ。
ホイルをまとった岩盤浴のような、お芋さん。
あぁ、美味しそう!
箱のパッケージも歌舞伎のイメージ。見栄もよし。
冷たい石焼きいも登場。
「旭 甘十郎」初めてです。
水分多めで、蜜がとけこみ、しっとり・ふんわり。本当ですね。
お風呂上がりにピッタリです。
シルキーコーヒー
オリジナルブレンドなる、シルキーコーヒーは深煎りと書いてあります。
ホットをいただきます。
焼きいもとコーヒー、取り合わせはいかに?
深煎りでシルキー。これは今まで味わったことがありません。
濃いコーヒーだけが深煎りではないのですね。
艶やかな味わい。さわやかな湯上がりに、ぴったり。
さすが、軟水の湯・美人の湯の第二寿湯さん。
メニューも見ておきましょう。
コーヒー豆の小売りもあります。
◆コーヒー・紅茶は、すべて300円です。
◆ソフトドリンクは、「コカ・コーラ」「三ツ矢サイダー」「ラムネ」「みかん水」銭湯と同じ、嬉しい。脱衣所が混んでても、こちらの焙煎小屋なら、くつろげます。
入浴後は、やっぱりビール・プハー派の皆さま、ご安心ください。
ビールもあります。
大阪の銭湯にあるビール・箕面ビールです。
大きな鏡。暖簾も映っています。
第二寿湯さんのリサイクル鏡かな?
この鏡に、鏡広告は入ってなかったです。
昭和のお家
ガラスのふすま? 木枠の飾りなど昭和のお家モード全開です。
黒電話も、駄菓子もある!
このふたつだけで昭和レトロの香りとコーヒーの薫り。
第二寿湯さんと仲良く並んでいます。第二寿湯さんの西隣で楽しく営業されてます。
風呂屋のヨーコ。オオサカ・ヒガシオーサカ。
焼きいものおかわりか、コーヒーゼリー、どちらか追加したいところをグッとこらえます。
きょうは、コーヒー豆をお土産に。
最後に、お笑いを。
「シルバーコーヒ、森の動物のミニチュアの名前やな」
「それは、シルバニア ファミリーや」
「森のおうちで、みんなでシルバ」
「シルバやなくて、ジルバやろ」
「芝居小屋ちゃうで、もう、ええわ」
「ど~も~、ありがとうございましたぁ!」
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
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