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法則に則って感情的になっている

米澤紗智江さんの「こころの講座」、第4回講座
「欲しがる心と嫌がる心(接近と回避)②」の受講レポート〈前編〉です。

第4回は、第3回に続いて、アドラー心理学「ライフスタイル分析」でした。自分の心理的反応の規則性、「心のクセ」を子どもの頃から自分がどうやって作り上げてきたか。これを分析する方法を学びました。

前回は「よかったエピソード」を取り挙げて、欲しがる心(接近)の側面から自分の行動を観察しました。その受講レポートはこちら。ライフスタイル分析をもう少し詳しく紹介しています。

今回は「よくなかったエピソード」。嫌がる心(回避)からの分析でした。

・ わたしたちが普段体験するネガティブな感情には、その理由があります。
• たとえば、あなたが何かを“嫌”だと感じたとします。それは、あなたが“嫌”と感じる背景があります。
• わたしたちは、嫌なものやネガティブな感情は、回避しようとしてしまいがちですが、そこに、自分を知るヒントがたくさん隠れています。

第4回講義 欲しがる心と嫌がる心(接近と回避)②より

物心ついた頃から小学校を卒業する頃までの間で【よくなかった】エピソードを3つ挙げてみてください。


書き出した3つのエピソードそれぞれについて、臨床心理士、公認心理士として多くのカウンセリング実績を持つ紗智江さんが、個別に聴き取りしてくれました。

分析してもらいたい人と紗智江さんが1対1で話し、他の人たちは聞かせていただく形。オープンカウンセリングになっていました。

いちばん印象的な場面は?
そのとき、どんな感情?
なにが、よくなかった?
どう、よくなかった?
なぜ、よくなかった?

結局、なにが
よくなかったんでしょう?

こうして、3つのエピソードに共通する「よくなかった」条件が浮き彫りになっていきました。

普段は、無意識・無条件・オートマチックに反応していて、そのポイントが「よくない」と自ら解釈したことさえ分かっていないのですよね。

こだわりの中核に近づこうとする、紗智江さんの細やかな質問に答えながら、頭の中を言語化していって初めて、ビーン!と心が反応したポイントを自覚できるようになります。

よくなかった、嫌なことは、意識の奥深いところで見るのを拒否している場合も。なにがそんなに嫌なのか、自覚しにくい場合が多いかも。

受講レポート、つづきます。

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