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心の反応の方程式

米澤紗智江さんの「こころの講座」、第3回講座の受講レポート〈前編〉です。

第3回講義は、心のクセを自分がどうやって作り上げてきたか分析する、アドラー心理学の「ライフスタイル分析」が紹介されました。

ライフスタイルとは、簡単に言ってしまうと、心のクセ。ライフスタイル分析では、感情的に反応した複数のエピソードを細かく分析します。それらを一本の線でつなぐ共通項を見つけることで、自分の心理的反応の規則性、つまり心のクセを知る方法です。

ライフスタイル分析について詳しくはこちらを。紗智江さんに私が個人的に分析してもらった体験です。ライターのあそゆかさんによる記事で、とても読み応えのある内容です。自己理解や自己探究に関心のある方はぜひ。

欲しがる心と嫌がる心(接近と回避)
• わたしたちの行動は、接近と回避に大別することができます。
• 自分の好むものには接近し、嫌いなものを回避しようとします。
• そんな風に、自分の行動を観察してみてください。
• あなたがついつい追い求めてしまうものは、何ですか?
• いつも避けてしまうものは、何ですか?

第3回講義「欲しがる心と嫌がる心(接近と回避)」より

物心ついた頃から小学校を卒業する頃までの間で
【よかった】エピソードを3つ挙げてみてください。

ライフスタイル分析は、本格的だと紗智江さんの個人セッション複数回になりますが、そのうちの「よかったこと」の分析に絞って行われました。欲しがる心(接近)の側面から自分の行動を観察したわけです。

アドラーが言うには、私たちの心のクセ、ライフスタイルは物心ついた頃から小学校卒業するくらいまでの間にほぼ完成します。そのあとずっとそのライフスタイルを持って生きていく、と。

物心ついてから小学校卒業するまで 何千日ありますか。その中でたった3つ取り挙げた記憶なんですよ。私たちは、心を反応させた出来事に印象づけられます。心を反応させたから印象的な出来事として何十年経った今でも、そのことを思い出すわけです。そのくらい心を反応させたっていうことですよね。なので、今、挙げたその3つにすごく意味があるのです。

心のクセは、子どもの頃から長年使い続けているので、自分のなかでは当たり前になりすぎて、その存在さえ自覚していないものなのですよね。喜び、楽しさ、幸せといったプラス感情もそうなんですよね。

ですので、紗智江さんが個別に聴き取りしてくれました。細やかな質問に対して答えを言語化することで、やっとこさ、どういった条件で心が反応したのか、自覚できるんですよね。

書き出した3つのエピソード、それぞれについて

いちばん印象的な場面は?
そのときどんな感情?
なにがよかった?
どうよかった?
なぜよかった?

質問に答える事によって、色々とあるよかったポイントが、どんどん絞り込まれていきました。聴かれるままにしゃべってみたら、3つのエピソードに共通するキーワードが確かにありましたね。

一見、ちぐはぐのように思えるエピソードも、もとを辿れば、1本の線で繋がっていくんです。

結局、なにがよかったのか。

ビーン!と、いっっちばん、
心が反応するポイントはなんなのか。

そこが
欲しがるポイント
喜びポイント
幸せの条件

しかも
自覚していない
自動ロボットになって
ついついそう反応してしまう

心のクセ

なんですね。

受講レポート、つづきます。

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