ドイツ一人暮らし自炊生活を振り返る #3 ~そろそろ日本のものが食べたい
ドイツで一人暮らししていた頃のことをnoteに書き、沢山の方々に読んでいただいた。
スキやコメントをいただき、いつもありがとうございます。
自炊生活を振り返るのは、今回の記事で3回目。
全部合わせると、ちょうど15日分だ。
久々に振り返ってみると面白かったこともあり、記事にまとめてみた。
ここでは便宜上「◯日目」として日付順に紹介している。
たぶん、今回の記事で振り返りは最後になりそうだ。
11日目
白身魚、リーフサラダ、ミニトマト
この日はスーパーで勇気を出して、初めて見る白身魚を買った。
プラスチックのトレーにパックされていた、冷蔵の白い大きな魚の切り身。
美味しいかなぁ、ドキドキ…
シンプルにバターと塩胡椒でソテーしてみた。
お味は、、、思ったより美味しかった!
タラとも似ているけれど、身も締まっていて肉厚で美味しい。
後でパックの表記を見て調べたところ、Kabeljau(タイセイヨウダラ)だそう。
タラってこんなに種類があったんだ…
何しろ魚はLachs(サーモン)くらいしかまともに見分けがつかなかった。
ある日、何の疑いもなくサーモンだと思って冷凍のSeelachsを買い、家に帰ってパックを開けたら、白身魚!!どうして!!ということもあった。
(LachsはLachsでも、Seelachsはタラの一種らしい 。。。難しい!)
(COSTAのウェブサイトより)
こちらが冷凍のSeelachs。
写真をよく見れば白いのでは?と思った方…その通りです。
しかし先入観とは恐ろしいもので、「Lachs=サーモン」と思っていたので「写真の映りが悪いのかな?」とあまり気にも留めなかったのでした。。。
12日目
じゃがいものハーブ焼き、チキンナゲット、リーフサラダ、ミニトマト
この日は簡単な食事。
実は、じゃがいものハーブ焼き、チキンナゲットは温めるだけの冷蔵食品だ。
ジム帰りにスーパーの冷蔵庫で発見し、それ以降、時々お世話になっていた。
お味はまあまあだけれど、手間と時間を買っているので妥協。
値段は相変わらず、スーパーで買う食品はどれもお安かった。
当時は週3日くらいジムに通っていたので、平日のジム帰りは疲れていて、夕食を作る気力がないこともしばしば。
でも、筋肉をつけるためにはタンパク質を食べた方が良いので、週に1回くらいはチキンを食べていた。(頻度少ない…)
塊肉が苦手な私は、ドイツ在住中、肉を食べる機会がかなり減っており、美味しいチーズやヨーグルト、卵、豆などで済ませてしまうことの方が多かった。
この生活のせいもあると思うが、週3でジムに通っても最初の半年間は1kgも筋肉が増えないという、不名誉な結果を出していたのだった。。。
13日目
具沢山のサンドイッチ、ミルクティー
ドイツのパンは美味しい。
でもたまには、日本のパンが恋しくなる時もあった。
この日は、薄い食パンに挟んである具沢山なサンドイッチが食べたい気分。
ゆで卵、きゅうり、にんじん、コーン、サラダほうれん草のサラダをギュッと挟み込んで、茶色い食パンに挟んだサンドイッチのお昼ご飯を作った。
(日本で流行っていた、萌え断サンドイッチ!)
ドイツのサンドイッチは、夕食の代わりになるくらいボリュームがすごい。
パンも具材も大きく、とにかくお腹いっぱいになるのだ。
素材が美味しいので、文句なしに美味しかった。
雑穀のパンに挟んだ、鶏肉とチーズのサンドイッチ
(どれも両手にいっぱい、バーガーのようなサイズ感。)
比較すると、私は断然ドイツのサンドイッチが好きで、帰国した後も食べたいなぁと思うことが多い。
近くにドイツパン屋さんができたら嬉しいなぁと今でも思いつつ、時々ドイツパンを焼いたりしている。
14日目
手羽元、マッシュルーム、玉ねぎのオーブン焼き、サラダ
友人が美味しかったと言っていたので、珍しく骨付きのお肉を購入。
なるべく脂を落としてさっぱり食べたいので、塩胡椒して野菜と一緒にオーブンで焼いてみた。
オーブンのサイズが大きすぎて、天板のスペースが余っている。。。
予想通り、すごく美味しかった〜!
ちょっと食べにくいのが難点だが、オーブン調理できるのなら時々は買っても良いかなと思ったのだった。
お肉を買わないのは、それより何より、スーパーのお肉屋さんでお肉を買うハードルの高さが原因なのだけれど…
この時はドイツに暮らして半年以上経っていたが、まだお肉屋さんに行く時は緊張していた。未だに気が進まなかったのは事実。。。
(スーパーのお肉屋さんについて、詳しくは以下の記事の1章に書いています。)
15日目
手作りあんぱん、アボカド、トマト、サラダチキン
ついに!ドイツの自宅であんぱんを自作してしまった。
ドイツ生活が長くなると、和菓子も大好きな私は、あんこが食べたいな〜と思うことが多くなった。
しかし、豆から煮るのは結構大変なので、アジア系スーパーに行った時に、つぶあんのパックを買っておいた。(ドイツではとても割高なので、買うのも迷った。)
週末、満を持して、あんぱん作り。
10個、全部あんぱんです。。。
飽きそうなものだけれど、何しろ数ヶ月ぶりなので、毎日食べても全然飽きなかった。
そのうち何個かは、日本人同僚にお裾分けしたら、とても喜ばれた。
さらに、お返しに日本のインスタント食品やお菓子をもらい、まるで物々交換。
あんぱんひとつで、色々なものが手に入ってしまった…!!
<番外編>ほうれん草のお浸しが食べたい
代表的な和惣菜の1つ、ほうれん草のお浸し。
こういう、何てことないようなシンプルなものが、食べられないと懐かしくなることがある。
ドイツのスーパーでもSpinat(ほうれん草)は売っている。
しかし、近辺のスーパーでは何故か、葉っぱのみのサラダほうれん草しか見つからない。(茎はどこへ行ったんだろう…?)
仕方がないから、袋いっぱいの葉っぱを茹でると…
ちっっちゃくなった。。。
嘘でしょ……ってくらい、小さくなって、思わず写真を撮ってしまった。。。
手のひらにちょんと乗るくらいのほうれん草。
頑張って2食分に分けて、美味しく食べた。
思ったより食感も重要で、茎の食感もあった方がもっと美味しいことがわかった。
諦めも肝心。これは帰国するまで待つしかなさそう…と思ったのだった。
Schönen Tag noch! 😄