SSB企画第2弾 秋フォトウォーク"奥大井スナップミート"を開催しました
こんにちは、mihoです。静岡で活動する写真コミュニティ【Shizuoka ShutterBugs(SSB)】を運営しています。SSBは静岡県内の写真好きが集まるコミュニティ。オフラインを中心に活動中です。
秋深まる11月、第2回スナップミートを開催しました。開催地は、奥大井&蓬莱橋!8人の仲間が参加してくれました。
今回は、その様子をお届けいたします。
グッパージャス!
2023年11月。異例の暑さが続いていた。11月上旬にして、静岡の最高気温は、25℃超え。季節が変わる気配がない。もしかして、終わらない夏だろうか?
そんな不安は、雨とともに過ぎ去り、秋の風を連れてきた。
11月12日、朝7時。天気は曇り。
わたしたちは、静岡駅に集合していた。肌寒い。一気に秋が来たようだ。軽く自己紹介をする。はじめましての方も、そうでない方も、今日はよろしくお願いします。
今回、車を出してくれたのは、りょんりょんとH_Uenoさん。さて、ここから乗車メンバー分けだ。“定番のグーとパーで組み分けするアレ”をやる。
「これってなんていう?」
「グッとパーで分かれましょ」
「グッパージャス」
「これ、みんな言い方違うやつだ」
ということで、今日は「グッパージャス」で決定。メンバーが決まり、車に乗り込む。
いざ出発。車内は、仕事やカメラの話で、盛り上がった。このように話をすると、世の中には様々な仕事があると知る。その方たちと、写真が好きという想いで知り合えたことに、感謝したい。
奥大井湖上駅
坂道で息切れする(筆者限定)
最初の目的地は、『奥大井湖上駅』。奥大井湖上駅は、静岡県榛原郡川根本町にある大井川鐵道井川線の駅である。その名の通り湖の上に駅があり、観光名所としても有名だ。
駐車場に車を止め、早速山道へ入る。今年は熊の被害が多いということで、念のため熊鈴を持参した。
チリンチリンと鳴り響く音。我々一行は、遊歩道を昇る。前日の雨で地面が多少ぬかるんでいた。
途中、見晴らしの良い場所に出た。
各々カメラを出し写真を撮り始めた。カメラの設定がわからない人に、わかる人が教える。優しい空間である。
おっと、ここで筆者は息切れのようだ。高鳴る心臓の音に「写真を撮っている場合ではない」と嘆く。それを見て、笑われる。大丈夫か、わたし。先行きに不安を覚える。
いざ奥大井湖上駅へ
「駅の方に行ってみよう」
その一声で、わたしたちは動き出した。長い長い階段を降りる。道幅がかなり狭いので、歩く際には注意が必要だ。
人がすれ違うのも難しい細い道を、1列になって歩く。ここは湖の上。眼下にはカヌーがゆったりと進んでいた。
駅にたどり着くと、小さな待合室があった。そのノスタルジックな景色に、どこか遠くに旅をしにきた気分になる。今日初めて来る列車を、多くのひとが待っていた。
「列車の音が聞こえる」
そうアビーさんが言った。耳を澄ますと、遠くからガタンゴトンと列車の音が聞こえた。大井川鉄道井川線は、アプト式列車である。アプト式列車とは、急勾配を上るための鉄道システム(ラック式鉄道)の一種である。現在日本でこのアプト式列車に乗ることができるのは、大井川鐵道井川線のみだ。
小さな赤い列車がやってくる。
そのかわいらしい姿を写真に収める。
カフェで小休憩
始発の電車到着とともに、『湖上駅カフェ 晴耕雨読』がオープンした。朝から動き続けていたため、ここで少し休憩。各自飲み物や食べ物を購入し、テラス席で談笑した。
そして、再び列車が到着した。「撮りに行ってくる!」と、走り出すメンバー。微笑ましい。
ちなみに、こちらのカフェ、蒼い湖上カレーが数量限定でいただける。その色、めちゃくちゃ青い。まるで湖。店内にはカレーの良い香りが広がっていた。機会があれば、ぜひ食べてみたい。
撮影ポイントはさらに上
カフェで一休みし、元気になったわたしたち。次は、奥大井湖上駅より上にある撮影ポイントへ移動した。
さすが紅葉の季節。観光客が多い。そして雲も多い日ではあったが、それが幻想的な雰囲気を出していて、素敵だった。
列車が来る。駅に止まる。そしてまた動き出す。それをわたしたちは写真に収めた。そこにはゆったりとした時間が流れていた。
奥大井湖上駅について
お昼は喫茶店で
奥大井湖上駅を離れる。
さあ皆さんお腹が空いてきましたね?
再びのグッパージャスをして、メンバーチェンジで車へ。冬の暖かい日差しが車内を照らす。晴れてきた。道路沿いの木々から葉が舞い落ち、光に照らされた。美しい冬の始まりだ。
車内で会議を行い、お昼は、メンバーのポリさんおすすめ島田市にある『喫茶カンサー』に決まった。
こちらの喫茶店、何と言っても展望が素晴らしい。金谷駅から斜面をのぼり、島田の街が一望できる場所に位置している。
レトロな店内も素晴らしい。2つのテーブルにわかれ、それぞれメニューを開く。わたしは、ナポリタンの上にトロトロの卵が乗ったカンサースパゲティを注文した。昔ながらのナポリタンと卵の相性がばつぐんで、大変美味しかった。
ここでもカメラや写真の話で盛り上がる。カメラを始めたきっかけや、コミュニティに入ってくれたきっかけを聞いたりした。好きなものが同じだと、話に花が咲く。
日も傾き始めた頃、わたしたちは店を出た。
喫茶カンサー 公式HP
蓬莱橋
世界一長い木造歩道橋
夕時。わたしたちは、風吹き荒れる大井川の河川敷に立っていた。これから向かうのは、『蓬莱橋』。この橋、世界一長い木造歩道橋(897.4m)であり、ギネス記録にもなっている。
この橋の歴史は古く、1879年に建設された。それまで、この大井川を渡るには、人を肩または輦台などに乗せて川を渡すことを業とする川越人足に頼るしかなかったそうだ。
その大井川に、旧幕臣が茶畑として開拓した牧之原台地と、東海道の島田宿を結ぶために架けられたのが蓬莱橋である。
架橋当時、牧之原台地の開拓農民らの出資により建てられ、関係者以外からは通行料金をとっていた。そのことから現在も通行料が必要で、大人の歩行者の場合100円である。
強風と夕焼けとカメラと
通行料を払ったら、早速渡りましょう。おや、ポリさんとわたなべさん、先陣を切って進んでいる。寒いもんね。風がびゅうびゅう吹いている。
木造の橋は、時々ガタンと木が鳴った。修復され、新しい木になっている箇所も多い。蓬莱橋は、何度も台風で崩落・流出の被害に遭い、その度に復旧されている。
さて、後方を行く我々も進んでいく。雲間から夕陽がのぞき、大井川の水面を照らした。美しい、そして寒い。それからわたしたちは、お互いを撮り合ったり、景色を撮ったりして楽しんだ。
向こうから帰ってくるポリさんとわたなべさんとすれ違う。我々、全然進んでいない。このコミュニティ、結構自由である。楽しめたらOKだ。
みんなでカメラを持ってワイワイする。
とても有意義な日だった。
お疲れ様でした
日が沈み、夜が来る。
わたしたちは最後のグッパージャスをして、帰路についた。
午後6時、静岡駅にて解散。
楽しい1日をありがとうございました!
Shizuoka ShutterBugsでは、このような企画を開催しております。
コミュニティのメンバーでなくても参加できますので、興味がある方は、ぜひわたしたちと一緒に写真を楽しみましょう!
。°。°。°。°。°。°。°。°。°。°。°。°。°。°。°。°。
【Shizuoka ShutterBugsではメンバーを募集しております!】
カメラ歴の長い経験者から初心者まで在籍しており、経験の有無は問いません!
静岡県在住
フィルムカメラorデジタルカメラを持っていること
であればどなたでもご参加いただけます!
みなさまの応募をお待ちしております!
それでは!
Shizuoka ShutterBugsリンク集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?