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その時は今日の私たちに乾杯しよ。

これからどうする?

大学に通えるようになるのは、
校正のために集まれるようになるのは、
取材ができるようになるのは
いつなんだろう?

今までに経験のしたことのない状況に、押し潰されそうだ。
今まで季節ごとに発行していたフリーペーパー。
春号を見送り、夏号を見送り、
完成していた原稿を秋号として発行することを決めたが、先行きは明るくない。
読んでくれる人に届くのか、
広告をこれからも出してもらえるのか、
どこで発信すればいいのか、
わからないことばかりだ。

最近、秋号の制作と並行して話し合いを続けていることがある。
冬号の制作、発行を行うのか、それとも見送ってこの先の方針を決めるのかということだ。
冬号で先輩方が引退してしまうため、引き継ぎのためにも大切な期間。
最後にフリーペーパーを作って終わりたいけど、今後のことを心配して見送ることも検討している先輩。
自分たちの代へと変わるタイミングだから、しっかり考えたい。けど、同時進行で制作もしたい私たち。
たった二人の新入生。

それぞれの思いが交差して、最善は多くの人の中で同じはずなのに、なかなか前へと踏み出せない。

ため息。
納得のいかない顔。
何時間も着地しない話し合い。

タイムリミットもあるから、決断は下さないといけない。
でも、最善かどうかの答えはない。
毎週のミーティングの合間に、同期の仲間と話し合いをする時間が増えた。
何度も電話やzoomで連絡をとって、頭を抱えて。
これからも、ここでフリーペーパーを作っていく私たちが今後のことを一番考えなくてはならないのに、先輩達に頼りきりで。
いざ、動き出そうと思ったら、今度は先輩達とのパワーバランスがわからなくなって。

例年通りなんて通用しない。
新しい道を模索しなくてはならない。
問題は山ほど。
でも、解決策はまだわからない。

もどかしいことが多いし、
みんなで納得する答えを見つけること、これからに繋がる決断を出すことの大変さを感じている今だけど。

投げ出す気はさらさらない。
掲げる未来はただ一つ。

冬号予定通り発行出来たら
その時は今日の私たちに乾杯しよ。

壁を乗り越えた私たちをグラス片手に讃えよう。



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