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猫コロナウイルスの治療を人の治療薬で

猫の島と言われてるキプロス共和国で、猫コロナウイスル感染症が大流行して


数千匹の猫が死んだと推定されているけどFIPと診断されたのは、107件と少ない。


FIPの診断が難しさが顕著に出てる。

「FIPだろうなー」とか

「FIPっぽいんだけどなー」


って思うことも多くて、ぼくも確定診断ができないことが多い。


FIPを確定診断するのは、なかなか難しいんよ。


キプロス政府が人の新型コロナウイルス感染症の治療薬のモルヌピラビルを8万錠用意して


各地の動物病院に配布して島の猫の治療を開始した。


猫のFIPの治療薬のGS-441524は高いし


用意できる量も限られてるからモルヌピラビルの動物への使用を許可したみたい。


この治療が吉と出るか、凶と出るか。


モルヌピラビルは日本では副作用の問題もあって


猫にモルヌピラビルを使うのは、慎重な状況になってる。


ぼくも今の状況を考えると猫にモルヌピラビルは使っていない。


治療を開始して

どのくらいの副作用が出るのか?

どのくらいの効果があるのか?


このぐらい大規模なモルヌピラビルの治療をすると効果や副作用のエビデンスも出てくる。


これでいい結果が出てくれば、日本でも猫のFIPの治療として、モルヌピラビルが使えるかもしれない。

  

人の新型コロナウイルス感染症はFIPにとっては、治療の進歩につながった。


今まで不治の病だったFIPが治る子も出てきてる。


新型コロナは猫にとっては、よかったんじゃないかと思うね。


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