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犬のかゆみ止めの注射の質問

サイトポイントの質問が来たので答えてみた!


サイトポイントは、犬のアトピー性皮膚炎の治療で使う注射薬で


1か月に1回注射して、かゆみをコントロールしていく。


1か月間効いているかゆみ止めの注射薬。


ぼくも使っているけどアトピーの犬の治療は

今は、ほとんどの子のに使ってる。


これは犬用の治療薬で猫には使えない。


犬アトピー性皮膚炎の子にはかなり効果的。

  

もちろん100%の子に効果あるわけじゃーないから、効果がない子も2から3割ぐらいいる。


効かない子は他の治療をしてるね。


サイトポイントは、イヤがる飲み薬を飲ませなくてもいいし


1回注射を打つと4週間ぐらい効果あるから飼い主さん的にはかなり楽。


じゃー副作用はどうなのかってことなんだけど


今はやりの抗体薬で副作用はほとんどない。


犬猫の関節症の注射薬の時に話したモノクローナル抗体ってヤツ。


犬のIL-31のみを標的とする犬IL-31モノクローナル抗体製剤なのさ。

今回も何言いよるかわからんね。笑


犬がアレルゲンに暴露するとIL-31とかIL-2、4、6などの炎症性サイトカインが放出されてかゆくなる。


IL-31は脳へのかゆみのシグナルの伝達が起こって掻いたり、舐めたりするから


IL-31にモノクローナル抗体をくっつけて中和する。


中和されるとIL-31がなくなってかゆくなくなるのさ。


IL-31モノクローナル抗体は、IL-31だけを狙って中和するから副作用が少ない。


元々体の中にある抗体を注射で入れるので、副反応がほとんど起きない。


抗体はアミノ酸に分解されて、排泄されるから肝臓や腎臓を使って排泄しないので、肝臓や腎臓が悪くても使える。


と言うことで今ある犬アトピー性皮膚炎の治療薬の中で安全な薬。


今のところは安心して使っていいとぼくは思って使ってるよ。

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