動物の力を信じる
獣医業界の流れとして
最近は、あれやこれやとやることが多くなってる。
検査して、ちょっと値が高かったり、低かったりすると
療法食を出して、薬やサプリメントを飲ませて、値を下げようとしたり
毎月のように血液検査したり、エコー検査して変わらないことを確認したりして
必ず何かするようになってきてる。
それは間違いじゃーないと思うけど
動物の力を信じていないみたいでどうなんだろうって思ってしまう。
動物も自己治癒力を持っていて、自分自身で治すことができる。
何もしなくたって値が良くなることだってある。
1回の検査でちょっと異常値が出てるだけで、あれもこれもやって
動物が持ってる自分で治す力を邪魔しなきゃいいけどって思ってしまう。
何かやってあげることがホントにいいことなのか、どうなのか考えないといけない。
あれがいいからとか、これがいいからとやり過ぎることで、逆に邪魔してることもある。
動物病院の経営的には、療法食を出して薬やサプリメントを飲んでもらって
毎月検査してって何かやってもらうことで、利益が出て儲かるけど
それがホントに動物のためになっているのか?
獣医学的にはいいことなんだろうけど、動物的にはどうなんだろう
ってぼくは考えてしまう。
「他の病院で検査して、これとこれが高いので内服を飲んでいます」って
データをみせてもらうと
「そんなちょっと高いぐらい、で療法食もやって薬飲んでるのー」って思ってしまう。
それでよくなってればいいんだけど
「1年たっても変わらないんです」
って言われる。
もっと動物の力を信じて
「このぐらいなら自分でよくすることできるよね」
って動物に任せてもいいんじゃないかと思うのさ。
それじゃー儲からないけどね。笑