散歩3分で見つけた原風景。
散歩にでかけました。
雨上がりでやんわりとした日差しの中、どことも決めず歩き出した3分後。
レンゲの花を発見。
そこは大通りから小道に入ったところ、アパートと工場の間にわずかに残った小さな田んぼの脇でした。
スギナやクローバーにまじって咲く小さなピンクのレンゲ。雨に濡れてまわりの緑と一緒に元気そうに咲いていました。
スギナがあるということは。
と、緑の中をよく見ると・・・ありました。
ツクシです。たんぽぽも咲いていました。こちらも元気そうです。
子供の頃の実家のまわりは、こんなふうに野花やツクシが生える田んぼの「脇」がずっと続いていました。(脇は田んぼと道の間にある土の部分)
レンゲを摘んで、ツクシを食べて、そうやって春を過ごしたものです。
でもいつの間にか「脇」は一年中、枯れた茶色の草でおおわれるように。除草剤の散布です。
かつてはツクシがあんまりにもとれるので、隣町から採りにくる人がいたくらい、豊かな「脇」があった実家の風景は茶色になり、レンゲもたんぽぽも咲かない春が来るようになりました。
なのに。
今日はその懐かしい春の「脇」を見つけました。
実家から離れたこの町に何年も住んでいたのに、徒歩3分でそんな春の原風景があること気がつけた、とても素敵散歩でした。
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