シババ

旅とお酒と花が好き。ほどよい田舎暮らしの中で思うこと。見つけたいいこと。

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旅とお酒と花が好き。ほどよい田舎暮らしの中で思うこと。見つけたいいこと。

最近の記事

不覚にもお腹がすいて目が覚めてしまった。こんな時は自分によく馴染んでて、甘くてホッとするものを食べる。

    • 真夏の夕暮れに金のゾウとケバブサンド

      愛知県の北部、岐阜県との県境にある「リトルワールド」で旅することにした。 広い園内に世界各国の建物が点々と建っている万博みたいな感じのテーマパークなのだけど、開園40年ほどというだけあって古さが目立つ館もある。 でもイベントに全力を注いでて、ちょっと誇大なんじゃというくらいのイベントポスターに何度か誘われて出向いてしまう。そして最大の魅力は知名度の高い国の館では各国の味が楽しめるレストランがあること。 この夏も自粛メインの空気の中、帰省も海もNGとなりふてくされそうなと

      • 下を向いて歩こうよ

        満開の泡立つような桜は本当にきれいですが、散った花びらを見るのもいいものです。アスファルトに桜貝のようなピンク。 花吹雪が舞うようになって、花びらが道の隅にたまってピンクのラインになるのもきれいです。 葉っぱが落ちて、なんとなく規則的に並んでいるようなのも面白い。風のいたずらですね。 -------------------------------- 雨上がりの夜、小さな姪っ子とイルミネーションを見にでかけた時、 姪「雨の後に歩く時はね、下を向いて歩くといいんだよ。」

        • ミモザとカクテル

          桜やチューリップもいいですが、春の花ではミモザが好きです。 春が明けた頃につぼみからふわふわと黄色のポンポンみたいな花をあふれんばかりにつけるミモザ。春の薄青の空と黄色の花のコントラストも元気が出る光景です。 出番を知っているかのように、桜より一足先に満開になるところもいい。 今は庭先や公園、花屋でもミモザを見られますが、私が子供のころはそうではなかったような。春の花の記憶はやはり桜でした。 学生時代にバーでアルバイトをしていた時、カクテルのミモザというのがあって、花

        不覚にもお腹がすいて目が覚めてしまった。こんな時は自分によく馴染んでて、甘くてホッとするものを食べる。

          散歩3分で見つけた原風景。

          散歩にでかけました。 雨上がりでやんわりとした日差しの中、どことも決めず歩き出した3分後。 レンゲの花を発見。 そこは大通りから小道に入ったところ、アパートと工場の間にわずかに残った小さな田んぼの脇でした。 スギナやクローバーにまじって咲く小さなピンクのレンゲ。雨に濡れてまわりの緑と一緒に元気そうに咲いていました。 スギナがあるということは。 と、緑の中をよく見ると・・・ありました。 ツクシです。たんぽぽも咲いていました。こちらも元気そうです。 子供の頃の実家

          散歩3分で見つけた原風景。

          今年は早めにビーサンを出した。

          毎年ビーサンを出す時はテンションがあがります。 ビーサンが履ける=海・川・水遊び=ヒャッホー! 靴下から解放された素足で、ざらざらの砂や、砂が水に流れてく、あの感覚を思い出します。 水の抵抗をうけながら、泥にはまりながら歩くのも好き。 歩きすぎて鼻緒のまわりが痛くなるのも、嫌いじゃない。 ともかく、ビーサンの履ける時を毎年心待ちにしているのです。 もともと若い頃は4月から11月まで海に入ってたので、履物のメインはビーサン。11月でも砂浜でビーサンで、焚火にあたって

          今年は早めにビーサンを出した。

          グッバイ、ドムドムバーガー。

          小さい頃よく行っていたドムドムバーガーが昨年閉店してました。 ドムドムバーガー。 皆さんご存じでしょうか。 店舗数が減ってしまって、私の住むエリアだと車で1時間いったところに1店舗あるだけでした。 ドムドム好きになったのは、小学生の頃。 当時、毎月電車で病院に通っていて、診察と投薬を終えると母にもらった病院代のおつりでドムドムバーガーを食べるのが楽しみでした。 ドムドムに行くと ネクタイとエプロン姿のおじちゃんがハンバーガーを出してくれました。 ポテトはあぶら

          グッバイ、ドムドムバーガー。

          河津桜に人も鳥も

          のんびりと散歩に。 小一時間歩いたところで、淡いピンクの並木に出ました。 河津桜のピンク。もう、見ごろを迎えていました。 たわわに咲く姿が、七五三の時にピンクのカラードレスを着た姪っ子を思い出させ、つい笑ってしまいました。 可愛いわ。 並木と言っても200メートルほどですが、一人の花見にはちょうど良い長さです。 かさかさっ 時折、鳥が枝を揺らす音。 うすい緑で目のまわりが白いメジロ、灰色でほっぺが茶色のヒヨドリなど、花の蜜が好きな鳥たちです。 枝から枝へ遊ぶ

          河津桜に人も鳥も

          旅の妄想と願い

          そろそろ旅のことを考えてもいいと思っています。 昨年それをすると行動に移せないことにモヤモヤが増すので旅のガイドブックを手にすることも控えていましたが、もう、いいのではないかと。 旅の妄想。 今年は行くよ。そう自分にマインドして、その妄想が現実になることを願って書いてみよう。 ーーーーーーーーーー ・旅のスタート→2年近くご無沙汰となってしまった、主人の故郷・広島  お好み焼きと焼き牡蠣を食べて、呉の潜水艦を見に行く ・5月→思い切って離島へジャンプ、奄美大島

          旅の妄想と願い

          旧帝国ホテルで

          何か圧倒的なものを見たくて出かけました。 真冬に旧帝国ホテルのラウンジへ。 (旧帝国ホテルは昭和40年代に、愛知県の明治村へ玄関部分を移築されています) 遺跡のような石の幾何学模様に、模様入りのレンガが美しい組み合わせで、壁や柱を飾っています。 暗号のような、パズルのような・・・。この壁には大正・昭和のことが残っていて、ありそうでない近代の歴史を見られます。 不思議な美しさに囲まれ、この建物を設計したフランク・ロイド・ライトがデザインした椅子に腰かけ、お茶をしてきま

          旧帝国ホテルで

          その日は瓶ビールだった

          今年一番おいしかったものは、5月に飲んだ1本の瓶ビールでした。 緊急事態宣言が明けた日に、近所の中華料理屋へ歩いて行きました。 外食しようという気になったのは本当に久しぶりで、歩いたら空気があたたかくて春が来ていたことに気がついたのを覚えています。 その中華料理屋で、瓶ビールを頼んだのです。 頼むのには勇気が必要でした。 外に出ること、外で食べることが難しい空気がただよっていました。その空気はとても長く続いてしまうような気がしていました。 でも「解除」という言葉の

          その日は瓶ビールだった

          海は変わらず

          思いきり深呼吸がしたくて、海までドライブ。 波の音に集中できる、冬の海が好きなのです。 自粛が正しかった今年は、海水浴場もオープンせずで夏でも静かだったでしょうね。 でも海はそんなこと知らん顔で、波が寄せては返し、かもめも相変わらず斜めに傾きながら飛んでいきました。 お気に入りの白い小さな灯台も、何事もなかったように沖をゆく貨物船を眺めています。 海は変わらず。 身体いっぱいに海風を吸い込んで、大きな静けさをいただきました。 来年の夏は明るい海辺になりますように

          海は変わらず

          伊江ラムはベランダで

          一昨年の沖縄旅行で見つけた、ゴールドのラム。 伊江島で作られる「伊江ラムサンタマリア・ゴールド」を、もう肌寒い自宅のベランダに出て飲みました。 ビンに描かれたフワっとした羽が、島風を思い出させるので、せめてベランダの風にあたりながら。 ウィスキー樽でねかせたこのゴールドのラムはロックで。 さとうきびとどことなく草原の香りがして、まろやかな口当たり。 カラになる前に、また沖縄行こうと思ってたのにな・・・。

          伊江ラムはベランダで

          季節をビンへ

          ゆず、レモン、りんご・・・ 綺麗色の柑橘。 元気な色と香りをビンの中におさめました。 グリーンレモンはジュニパーとウォッカに。 柚子、オレンジ、りんごは、ジュニパーとシナモンで風味をつけて、ホワイトリカーで。 お酒にジュニパーで香りづけしたものを「ジン」といいます。 最近は「クラフトジン」といって色々なボタニカルや果実を加えてつくるものが流行っているそうですね。 こうして作ったクラフトジン。 ビンの中にグリーン、イエロー、オレンジをおさめて、ハーバリウムのよう

          季節をビンへ

          ワインのブーケ

          もうすぐボジョレー・ヌーヴォー解禁。 ワインの新酒を祝うこのお祭りに似合うブーケが、ポストインされました。 月に2回のたのしみ。好きなブーケをクリック1つで注文から宅配まで手配できる、簡単で、洒落てる花のサブスクを使っています(Flower isさん)。花屋で緊張しながらオーダーするより、よっぽど気が楽で何より安い。 今回の赤ワイン色のカーネーションとマスカット色のスプレーバラのブーケは、今週のヌーヴォーイベントにぴったりのもの。 当日は赤のボジョレーヌーヴォーと白の

          ワインのブーケ

          秋のスター

          今年は秋が短くて。 そんな声をよく聞きますが、今日はすてきな秋を見つけました。散歩途中に出会った、葉が秋色に染まった木。楓でしょうか? 葉が星のかたちをしています。 日の光を浴びて、まさに「スター」。 黄や朱のスターをたくさんまとったこの木はほんとうに華やかで、おまつりをしているよう。風で葉がゆれるたび、心がおどります。 海の向こうで赤と青がさわがしく戦っている、国旗に星を冠したかの国も、早く落ち着いて秋を楽しむことを思い出してくれればいいのですが。 お読みいただ

          秋のスター