日本よ、人の命を何だと思っているのか?
衝撃的な数字を目にしました。
「戦後、日本の中絶数は約3,937万人、大東亜戦争戦没者の約10倍」だそうです。
何度か中絶を繰り返す女性も少なくないと聞きました。
中には、それが原因で、心に一生消えない大きな傷が残る女性もいるようです。
個人の考え方や行いの問題ではなく、それを良しとしてきた社会のあり方の問題だと感じます。
特に若い人に関する限り、大部分が教育の責任であると思います。
まだ生まれていないというだけで、生まれるはずの命を絶ってもいいのでしょうか?
その時、気持ちがよければ自分の身体をひどく痛めることになっても、自分の身体だったら何をしても本人の勝手なのでしょうか?
それは違うと思いっ切り言いたい。
命とはそんなものではないはず。
もちろんやむを得ないケースはあるでしょう。
しかし、それだけで 今日本に生きている人の3分の1に当たる4,000万人という巨大な数字はあり得ない。
祖先が連綿と命を受け継いできてくれて、よりよい社会を子孫に残そうとたゆまぬ努力を続けてきてくれて、その上に私たちの生があります。
戦後教育の個人的幸福の追求、基本的人権の尊重とやらは、結局、金や性など動物レベルの欲求を野に放つようなものだったと言えまいか。
国とはふるさとや身近な社会の延長なのに、国を愛するという当たり前のことすら、国家主義、全体主義と同類視し、タブーとされた状態が長く続きました。
人間は初めから人間なのではなく、人間の社会の中で育まれて初めて人間になれる生き物です。
そういう基本的な事実をもとにするなら、自分の欲を律して、節度を保つ伝統的な教えが重要であることは明らかでしょう。
命の本質に立ち返り、命と真剣に向き合い、みんなの命がよりよく輝く社会を取り戻すことが今を生きる日本人全てに課せられた喫緊の課題ではないでしょうか。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
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