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水墨画とレコード、その1
2018年から、水墨肖像画パフォーマンスを始めた。お客さんの中からお一人をモデルに選び、そのお顔もしくは全身を大きな和紙に筆と墨で描くというものだ。「ネンドマン」のお絵かき版と言っていいが、描き上がった絵をその場でプレゼント出来る点だけがちがう。
DRAWING KNIGHTのテーマは、「Mix」である。西洋と東洋のミックス、女性に仕えるナイト風のキャラクターと水墨描画の同居である。
そのDR
融合でパフォーマンスを作る
僕が作るパフォーマンス作品は、いずれも既存のモノの組み合わせである。
ほとんどのパフォーマーは、まず技術を身に付ける。次に自分のルックスと技術がマッチしたビジュアルを作り、キャラクターとする。そして過去にあった見世物界のネタを加工し、それを並べて自分のショウを作る。
僕は、見世物からネタを引っ張ってはこない。見世物以外のジャンルから、2つ以上のコンテンツを融合させて「器」を作る、という事を
ロープを使うか、使わないか
スタチューになって人前に立ちます。
僕の場合は、高さ40センチのお立ち台に立ちます。
数分も経たずに、数十人くらいのお客さんに囲まれます。
さて。
その時、僕とお客さんとの距離は、
だいたい6メートルから10メートルの間です。
だから、僕を中心に半径6メートルから10メートルの半円が出来ている事になります。
これが、僕のデフォルトの空間です。
さて。
僕以外のスタチューの方々は、ロープを使わな
脳のパラレル処理とリニア処理
弾き語り、という事が出来る人たちがいる。
駅前で、アコースティックギターを掻き鳴らしながら歌う人たち。
半世紀近くもこういう人達がいる。
(ぼくが生まれるまえから)
ぼくは、弾き語りが出来ない。
自宅にはギターがたくさんある。
なんなら、それ以上のベースギターも。
しかし、あの「弾き語り」がぼくには出来無い。
ジャカジャカ簡単なコードを鳴らして歌う、だけなのに、どうしてもリズムに唇が引っ張られる
音楽無しに映像を見られぬ羊たち
東京都庭園美術館で志村信裕さんのドキュメンタリー作品を観た。今回の展示は現代アーティスト達の企画展であって、コンセプトゲームに堕した美術作品は見ているだけで虚しくなってくるのだけど、このドキュメンタリー映像は観る価値があると思った。
羊をめぐる物語、と題してバスク地方(フランス側)と、かつて政府の政策で羊毛産地に選ばれた千葉成田の2つの今が並行して語られる。
この映像には、音楽が全く無い。
インタ