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5週目。

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虚しさと絶望から幕を開けた5週目です。
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記事一覧

34日目。

久しぶりに焼き魚を食べた。
なんだか和食を食べたい気分で、
麦ご飯を炊いて、ホッケを焼き、
惣菜できんぴらごぼうを買い、
フライパンで玉子焼きを作った。

玉子焼き器がなかったが、
上手く丸める事ができた。
見栄えも良く作る事ができた。

食べるのは私1人だけ。
せっかく綺麗に作れたのに、
誰にも見せる事なく、褒められることもなく、
黙々と食べた。

とても美味しかった。
ここ最近は油物が多くて、

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33日目。

「ゲイって全員ポジティブだから観てて面白いよね。」
電車の中で聞こえて来た声が私の胸に刺さる。
陰気なゲイがここに1人いるとその人に向かって言いたくなった。

最近「ボーイフレンド」がNetflixで配信されており、
その感想を言い合っていたのだろう。
観たことはないが、ああいう場に出れる人は
確かにポジティブの化身みたいな人たちばかりだろう。

自分に自信があり、やましい事がなく
そして何よりオ

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32日目。

振り返ることは何もない。
今日も何も変わらない1日だった。

良いことは起こらないし、悪いことも起こっていない。

最近はダイエットが全く出来ていない。
以前は痩せようと思い立ち、
食事制限やランニング、ストレッチ
様々なことをしていたが、
やる気が全くなくなってしまった。

痩せたい気持ちはあるけれど、
食欲が勝ってしまう。
今日も夜ご飯にマクドナルドを食べてしまった。

健康に生きたい、痩せた

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31日目。

音楽から力をもらうのは限界かもしれない。

どんなに辛いことがあっても、
様々な曲を聴いて頑張ろうと踏ん張った生きて来たが、
いい加減共感できる年齢じゃなくなって来てしまって、
いよいよ自分を重ねて、曲を聴くことができなくなってきた。

失恋をモチーフにした曲も沢山あるが、
学生の時のほろ苦い失恋みたいな曲だと、
良い歳こいた大人が聞いたところで、
共感が出来なくなってしまった。

「ただがむしゃ

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30日目。

物思いに耽る時間がなかった。

今日は仕事が沢山あり、
ひたすらPCと睨めっこし、
ない頭でその時の最適解を捻り出しながら業務をしていた。

業務が忙しいと終わった後の静けさがやたらと心に沁みる。
達成感という感覚とは異なり、
改めて私は独りなんだという感覚に襲われる。
寂しいという気持ちとも異なる。

いくら仕事を頑張ったとしても、
すぐには自分のためにもならないし、
それが社会のためになるとは

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29日目。

街を歩く人々の笑い声、仲睦まじく歩くカップル

電車から見える私がどんなに仕事を頑張っても
家賃を支払うことができないであろうマンションは様々な幸せを灯している。

今日はやけに惨めに、孤独を強く感じてしまう。
不意に襲われる。

私はいわば捨てられた身。
幸せなんかを手にするのは夢のまた夢。
そんな私が幸せを望むなんて面白話でしかない。
どんなギャグ漫画だよと笑ってしまうだろう。

私は実家とも

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28日目。

関東では災害級の暑さになるとニュースで報じられており、
立っているだけでも汗が噴き出して来てしまう。

このnote始めてもう1ヶ月が経過しようとしている。
つまり、私が失恋をしてから1ヶ月が経つのだ。

この1ヶ月は生き抜くのに必死だった。
落ち込んでもいられないし、
仕事も忙しく、何とか前を向いて、
気持ちを整理しながら、1日をこなした。

恋愛をする気は変わらず起きない。
出逢いもない、何よ

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