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芸術の秋。芸術の都。

すっかり涼しくなりました。
私は秋といえば芸術の秋です。

学生の頃から芸術の勉強をしていました。
しかし、日本で芸術家を名乗り生きていくのは大変だと実感しました。
芸術家って「変わり者」っていうイメージありませんか?私も確かにそう思います(笑)
今回は私が芸術を学びにパリに行った時のお話です。

パリには多くの映画館があり、最新のファッションモードが集まり、19世紀には多くの芸術家たちがこの街で活動していました。
パリが芸術の都と言われるようになったのはこの頃からでしょうか?

パリの美術館へ行くと、フラッシュを除いて写真撮影がOKのところが多いです。ある程度の距離なら近づいてみることもできます。そして、多くの美術館には無料開放日があります。

美大生と思われるような人達が絵画の前に絵の具を広げ、キャンパスを広げ、模写をしている姿を度々見かけました。

日本では考えられない光景です。
さらに美術館の前では観光客にバイオリンを披露するバイオリニスト、メトロのホームで演奏する音楽家、モンマルトルの丘に密集する無名の画家たち。

この町にはたくさんの芸術家がいるのです。

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↑ 上)モンマルトルの丘に集う画家。
下)パリオペラ座 シャガールが描いた天井画。

留学中に知り合った外国人の友達は色んな理由でパリに芸術留学に来ていました。パティシエを目指す人、 ファッションを勉強しに来た人。バレエ留学に来た人。フラワーアートを学びに来た人。私はオートクチュール刺繍の勉強をしました。

しかし、芸術家と名乗る人達ばかりがこの街に集まるのではありません。
この街の至る所が芸術。芸術は敷居が高いものではなく、とても身近な存在です。
19世紀の街並み、アール・ヌーヴォー様式のメトロの看板、街行く人の洗礼されたファッションやメイク、フランス式庭園、ゴシック建築の教会。
そして、自分の個性や生き方、考え方を堂々と発信し、受け入れる姿勢。

多民族で溢れ、人種の坩堝となっているパリの街。
違う文化や歴史の中で生きてきた人達が自分を表現できる街。
人はそれぞれ違っていて、だからこそ1人1人が魅力的。
周りの目を気にして、他人に合わせる必要は無い。
パリはそんな芸術家的なステキな考え方ができる街だと思いました。

だからきっと芸術を愛する人達はパリを目指すんだなと思います。
しかし日本にも、素晴らしい日本美術がたくさんあります!

今は、残念ながらコロナウイルスの影響で旅行は難しい時期かもしれません。
でもせっかくの芸術の秋ですから、周りの目を気にせず自分がいいと思うファッションやメイクで自分のとっておきの芸術ライフを楽しみましょう♪














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