【コラム】数学が好きな人への国語のススメ
こんにちは。少し久しぶりの更新になってしまいました。
今日は数学の問題の解説ではなく、コラムを投稿したいと思います。
皆さんは(中学生のときに買ったはずの)国語便覧、ちゃんと読んでいますでしょうか?国語が好きな人にとってはすでに目を通していることも多いかもしれませんね。
一方で、数学は好き(得意)だけど国語は嫌い(苦手)という人の場合は、学校で購入した国語便覧に埃を積もらせているのではないでしょうか・・・。まさに私もそうでした。
今回はそんな過去の自分に向けて、国語便覧の中とあるページを読んでいれば、もっと早く国語にも興味がもてていたかもしれないのに、という自戒を込めたメッセージを書いていきたいと思います。
文章の型
国語便覧には、「文章表現の基本」と題して、文章の構成や推論の方法を記述してくれているページが存在します。たとえば、文章の構成であれば、以下の詳しい説明が記されています。
■三段型(序破急)
■四段型(起承転結)
■五段型(ソナタ形式)
■結論ー本論型(頭括型)
■本論ー結論型(尾括型)
■結論ー本論ー結論型(双括型)
■追歩型
■散叙型
さらに、この中の「頭括型」「尾括型」「双括型」については次のような図も併せて付けられています。
上記の他にも、例えば推論の方法(帰納法・演繹法や、弁証法等々)についても図とともに説明がなされています。
私が中学生のとき、そして高校生になったばかりの頃は、日本語で書かれた文章を正確に読めていたとはお世辞にも言い難い状況でした。
しかし、段々と文章に書かれていることが正確に捉えられるようになってきたのは、上記のように文章の構成を図で捉える意識をもつようになってからです。
そしてこの考え方・意識の持ち方は、どちらかといえば生来国語が好きな人よりも、数学が好きな人の方に分があるのでは、とすら推測しています。
元々数学が好きな人の中で、日本語の文章をそのままスッと読める人は別に問題無いのですが、そうでない人は一旦文章全体の構成を図に変換するだけでも脳が理解し易くなります。
中学生のときに手に入る国語便覧を読めば、誰に教わることもなく数学的な思考で国語の文章と対峙する術が身に付くかもしれません。
是非、食わず嫌いをせずに国語便覧を一度読んでみてください。数学大好きな僕ですが、国語というのもなかなか面白いな~と思いながら読んでいます。
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■自己紹介
■国公立大学の数学問題を、思考法を含めて解説しています。
■受験勉強に役立つ、数学コラムを投稿しています。
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