肩を動かすとゴリゴリ鳴る【頭の位置に要注意!】

「肩を動かす時にゴリゴリなるんです」

割といらっしゃるこの症状。
既に肩(肩甲上腕関節)周囲の筋肉や靭帯などの軟部組織が硬くなっており、関節のスムーズな動きが制限されている状態であることが多いです。

・腕が上げづらい
・肩が詰まるような感覚がある
・遠くのものがとりづらい
・腕枕がしづらい
・洋服がきづらい

以上のような感覚が付随するかもしれません。放置していると、凍結肩と言われるような腕が上がらなくなる状態になることもあります。いわゆる”四十肩””五十肩”ですね。

肩がゴリゴリなるほど周りの筋肉が硬くなってしまうのはなぜでしょうか?


鎖骨、肩甲骨のサポートが必要

「手を上げる」「腕を動かす」
これらの動作は手や腕だけで動いているのではなく、鎖骨や肩甲骨の動きと連動しています。手を上げ始めるとともに、その根元にある鎖骨や肩甲骨は動き始めます。

鎖骨、肩甲骨に触れながら、腕を上げてください。
動いているのを感じませんか??

腕を上げる時には鎖骨は挙上し、肩甲骨は外転しながら上方回旋します。腕を上げるには、鎖骨と肩甲骨のサポートが必要です。

鎖骨、肩甲骨の動きが悪くなると…

鎖骨、肩甲骨のサポートが弱まると、腕を上げる時に肩(肩甲上腕関節)周囲の筋肉や靭帯などの軟部組織に過剰に負担がかかります。負担がかかり、使い過ぎた軟部組織は、伸び縮みしづらくなり、硬くなります。その結果、腕を動かそうとした時に、肩のゴリゴリ感やつまり感、上げづらさなどを感じるようになります。

肩、腕の動かしやすさを獲得するには、鎖骨、肩甲骨の動かしやすさが不可欠です。

鎖骨、肩甲骨の動きを取り戻すには…

頭の位置が重要です。鎖骨と肩甲骨には背骨(頸椎、胸椎)から伸びる筋肉や靭帯などの軟部組織が繋がっています。頭の位置がカラダの重心線から外れると、頭を支える為に背骨から鎖骨、肩甲骨に繋がっている軟部組織に負担がかかります。その状態が長時間、長期間続くと、鎖骨、肩甲骨の動きが悪くなってきます。

頭の位置は重心線の真上

重心線と聞くと少し難しいのでこのように捉えて下さい。

・坐骨の真上
・お尻の穴の真上
・背骨の真上
・背骨に乗っかる感覚
・骨で支えている感覚
・頭の重さがなくなる感覚

上記の位置に頭をセットし、腕を上げてみて下さい。普段と比較すると、スムーズに動きませんか?その感覚が、鎖骨と肩甲骨にサポートを受けている状態です。
PC作業や家事などの時に頭の位置に気をつけてカラダを使いましょう!

足下から座り方を整えたい方はこちらのブログへ↓↓↓
【簡単解説】疲れない座り方の3つのポイント!!

鎖骨と肩甲骨の動きをもっと改善するには…

頭を重心線の位置にセットして、首を回しましょう。
【やり方】
・左(右)を向いてキープ
・3回深呼吸
・左右交互に5~6回繰り返す。
*痛みのない範囲で行いましょう。

出来るタイミングで何度も行ってみましょう。少しずつ鎖骨と肩甲骨の動きが良くなり、肩の負担が軽減してくるのを感じると思います^^

上手に動かせない場合は治療も必要ですよ!


更にカラダの使い方について学びたい方はこちら↓↓↓

実践しているカラダの使い方が正しいか確認したい場合はこちら↓↓

初めは簡単に姿勢が崩れてしまうでしょう。
今までの人生で培ってきたカラダの硬さ、動きづらさがあるから当然なんです。

初めからスッと出来る人はなかなかいません。
「姿勢は崩れてもOK!!気づけて直せたら合格!」くらいに捉えて実践してください。1日の疲れ方が変わってくるのを少しずつ実感出来るはずです。


頭の位置を整えて肩への負担を減らしましょう~^0^



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