いつのまにか何となく疲れているカラダ 診療中にこのような会話をしています。 患者さん「最近、座っていると腰が疲れるんです…。」 浅川「普段どうやって座っていますか?」 患者さん「割ともたれかかるような…こんな感じですかね。」 浅川「座っている時に腰を使い過ぎているかもしれませんね。」 患者さん「使い過ぎてるってどういうことですか??」 浅川「座っている時に、身体を支える負荷が腰に集中しているということです!」 患者さん「あぁ~。なんとなくわかるかも…。」 「何となく
前回ブログで足のグーがキープ出来ない場合は、足の機能が落ちており、ランナーの方は足底筋膜炎予備軍ですよとお伝えしました。 足指グーをキープ出来ますか?【足底筋膜炎】 では、足でグーを作る時、どこで曲がっているのでしょうか。 足の構造は…足の骨は片足で26個あります。 かかと、足首は… →踵骨、距骨 足の甲は… →立方骨、舟状骨、内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨 足のゆびは… →中足骨、基節骨、中節骨、末節骨 中足骨、基節骨、中節骨、末節骨は足のゆびの骨です
足の指をグーに握り込んで何秒キープできますか? 「キープ出来ず、足の裏が攣ってしまう。」 そんなランナーやアスリートは足底筋膜炎の予備軍かも…。 もしくは既に足底筋膜炎で悩んでいませんか? 足底筋膜炎とは…踵骨(かかと)の内側底面に付着する足底腱膜に、繰り返す牽引力が加わって、その起始部に腱膜炎や骨膜炎を生じて疼痛が起こります。 実は筋肉などの軟部組織は、繰り返し加えられる引っ張られる力に弱いのです。 足のグーをキープ出来ない方は…足裏が硬くなり、”筋肉を縮める”機
ランニング時の膝の痛み。 街中を元気そうに走っているランナーでも、話を聞いてみるとカラダのどこかを痛めているもの。 膝の痛みが出るタイミングはランナーによりまちまちです。 ・走り始めが痛いけど、温まると大丈夫 ・2~3km走ると痛み ・10km越えてくると強い痛みが出る ・走っている時は大丈夫なんだけど、日常生活で膝を曲げる時がきつい どれに近いでしょうか? いずれもカラダの悪い使い方がでてしまっている可能性があります。 膝の痛みを変えたいなら、膝の使い方を変えてみ
バスケット、ラグビー、相撲、レスリング、アメフト、テニス、サッカー、野球など、あらゆるスポーツで用いられる姿勢がパワーポジションです。 パワーポジション、中腰のような姿勢。 どの方向にも動き出しやすいと言われている姿勢ですが、間違った姿勢で行うと、腰を痛めたり、腰椎分離症になったりとカラダを痛めているケースが多々あります。 *朝顔を洗う時なども近い姿勢をとっています。 洗顔動作が怖い方は読み進めましょう^^ ありがちな間違いは…骨盤に対して頭が一直線上に乗っていない状
”お腹は温めた方がいいですよ”という当たり前のような話。 日頃から温めている人にとっては当たり前こと。 「温めた方がいいのかも…。」 「なぜ温めた方がいいの?」 と感じられている方に知っていただきたいのは、”内臓も筋肉”という考え方。 寒すぎる冬の日。 カラダを動かそうと思っていても思い通りに動かない。 こんな経験はありませんか? 実は普段の生活で、寒すぎる冬の日のような厳しい環境で内臓を働かせてしまっている方がいます。 冷たい水…「お腹下しやすいんです。」 そ
電車や新幹線、飛行機では、長時間の移動中に睡魔に襲われ、「寝て起きたら首が痛くて…。」なんてことも多々あるものです。 出張で来ているのに仕事に集中できなかったり、せっかくの旅先でリラックスできなかったり、と首の痛みが出るとその後の日常生活に支障が出てしまいます。 では、移動中の首の痛みを発生させないためにはどうしたら良いでしょうか? 頭はどの方向に倒れていますか?? まずは自分の癖を知りましょう^^ 車内で寝て起きた時に、頭がどの方向に倒れているか確認しましょう。 前
カラダは骨で支える ↑↑↑ こちらのブログでお伝えした頭の位置はとれるようになりましたか? 立っている時、座っている時に坐骨(お尻の穴)の真上に頭を置けると、首や肩周りの筋肉にかかる負担が減るので、首や肩の痛みや肩さ、怠さ、動かしづらさなどが軽減していきます。 しかし、頭を坐骨の上に乗せるのは意外と難しいものです。 カラダのどの辺りを意識するとポジションがとりやすいのか試してみましょう^^ 首は…意外とNGです。 首の力で頭の位置を調整しようすると… 頭は坐骨の真上に
・腕を上げた時 ・ジャケットを着る時 ・シートベルトをとる時 ・ゴルフのスイング時 ・落ちたものを拾おうとした時 ・下着を脱ごうとした時 ・ボールを投げようとした時 ・寝返りを打った時 挙げだしたらキリがないくらい、様々な場面で出現する肩の痛み。 首から肩甲骨に繋がる部位で出ることもありますが、上記のようなシーンの場合、肩甲骨と上腕を繋いでいる部位(肩甲上腕関節)で痛みが発生することが多々あります。 肩の痛みというのは、生活に支障が出ることがしばしばあります。 ジャケッ
座っている時に姿勢を保とうとして腰に痛みが出てしまう方がいらっしゃいます。 そんな方の特徴は… ・自分は姿勢が悪いと思っている(猫背とか) ・なるべく良い姿勢を保とうと背中、腰に力を入れている ・良い姿勢は短時間しかキープ出来ない ・しばらくすると疲れて姿勢が崩れてしまう ・崩れた後は更に悪い姿勢になる 座り姿勢の骨の位置がズレていて、無理矢理に筋肉でカラダを支えています。座っている時間が短時間、短期間であればそこまで問題にならないものの、現代の生活ではそうもいきません
まっすぐに立てているかどうかは判断が難しいものです。 今回はその判断材料をチラッとお伝えします^^ ①壁に立つまっすぐに立てているか確認する為に背中を壁につけて立ってみましょう。 ポイントはこちら ・かかとが着く ・ふくらはぎが着く ・お尻が着く ・肩が着く ・頭が着く ・腰と壁の隙間はてのひら1枚分 かかと、ふくらはぎ、お尻、肩、頭の5点のいずれかが壁についていない場合、腰と壁の隙間がてのひら2枚分以上空いている場合はまっすぐに立てていません。 いかがですか? ほと
「オリンピックを見て、ランニングを始めました。」 「今年はフルマラソンに出たくて、練習してるんです。」 「体重が増えてきたから、カラダ絞ろうと思って。」 様々な理由で多くの人がランニングを始めていますね^^ 一方で、痛みにより走れずに、そのままフェードアウトしてしまう方が一定数います。「走りたくても、走れない」こんな思いを抱えたままランニングを辞めてしまいます。 そんな痛みで走れなくなってしまう人を減らすためのブログです。 今回はランニング時の股関節の痛みと普段のカラダ
正座できますか? 実は正座は足の機能を高めるための大事なストレッチになります。 日常的に革靴ばかり履いている方 フローリングの上で裸足で立って家事をされている方 歩く時に足を使い過ぎている方 スポーツや登山などで捻挫しやすくなっている方 走っていてバネ感がなくなっている方 足の機能を改善するために、正座をしてみましょう! 足の構造足の骨格は前足部、中足部、後足部に機能的に分けられます。 前足部(基節骨、中節骨、末節骨) 中足部(立方骨、舟状骨、楔状骨、中足骨) 後足
「深く息を吸うと、肩が上がってしまう」 「走っていて苦しくなると、肩が上がる」 「肩凝りが酷くなると、喉が詰まる感じがする」 実はこれらの症状の原因は首の硬さにあるかもしれません。 首に負担のかかるカラダの使い方重心線から外れた位置に頭があると、とたんに首に負担がかかります。 お腹の近くで持っているスマホを覗いている時 高さの合っていないモニターを覗いている時 首の筋肉は肋骨に繋がっている例えば、斜角筋。 斜角筋は前、中、後の3本あり、首の骨の横(頸椎の横突起)から
それは腸腰筋です。 「脚を下ろす時に左右差があって、左脚がぎこちないんですよ。左のお尻の付け根も痛くて。」 フルマラソン3時間20分の力を持つ60代ランナーの症状です。 ・左臀部、特に坐骨に近いところが痛い ・左脚を下ろす動作がぎこちない ・左右で出力差がある(左が弱い) ・4分/kmのペースがきつくなった カラダの評価 カラダを検査するといくつか問題がありました。 ・痛みは坐骨結節周囲の大殿筋に感じていました。 ・関節の顕著な可動域低下は以下の2点 左股関節の
「きちんと座ろうと思っても、気づくとだらしなく座っている」 それ、気持ちの弱さが原因なのではなく、ハムストリングの硬さが原因かもしれません。 ハムストリングとは… 太ももの後ろ側の筋肉で、骨盤の坐骨から始まり、下腿の脛骨に止まる、膝を越えるように繋がっている二関節筋です。 股関節を後ろに伸ばしたり、膝を曲げたりするのが役割ですが、筋肉が硬くなってしまうと、脚を前に出しづらくなったり、膝を伸ばしづらくなったりします。 ハムストリングが硬いと… 座っている時に膝を深く曲げ