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黄前久美子と正しさ【響けユーフォニアム3 12話感想】

※"響け!ユーフォニアム3"の12話、感想です。
※ユーフォニアムシリーズのネタバレを含みます。

当然、今週もユーフォ感想です。

残すところあと1話。お付き合いください。

↓9話の感想↓

↓10話の感想↓

↓11話の感想↓

OP無しでいきなり始まるラストオーディション。

心の準備が追い付かないまま、結果発表に!!!

淡々とオーディションメンバーが発表される中、

ついにソリストの決定!!となりますが

ここ発表のシーンいじわるすぎる!!

演出の都合上かもしれませんが

ユーフォ奏者発表の時は、黒江さんのこと先に読んでたじゃん!!

ソロの時だけ久美子の名前を先に読んだら期待するじゃん!!

この時、一瞬喜んだ表情の奏をみるとホロリとくるものがあります。

そして、最終的にユーフォソロは公開オーディションという形に。

次回予告の通りですね。

その後、滝先生との会話へ。

滝先生も悩んでたんだろうなー。

そしてブラインド形式を提案したのは久美子自身。

真に公平な審査を望んでこその提案に、滝先生も感銘を受けます。

思えば、滝先生が赴任し、唯一3年間フルで担当している世代ですからね。

思い入れも当然ありますし、その成長に心を動かされたことでしょう。

そして、久美子は部活の合間にも進路のことを考えなければならない高校生。

『部活は結果を出す』、『進路もしっかり決める』「両方」やらなくちゃあならないってのが「高校生」のつらいところだな。

それにしても、久美子の両親って一貫して部活動にはドライという印象。

将来を心配していることは理解できますが、娘が全国大会出場

しかも部長でしょ?凄いことだろ!!!

私!この1ヶ月は久美子の両親より北宇治吹奏楽部のこと考えてる!

もう少し関心があっても良いような気がします。

そして久美子の決めた進路を決めたようですね。

滝先生、松本先生的には納得の進路らしいですが。

奏者ではなく、導く立場で音楽に関わるとすれば音楽教師とか?

最終回で明かされることを期待します。

そして迎えるオーディション当日。

黒江さんの思いが明かされ、遂に2人が腹を割って話をすることに。

オーディションシーンは私たち視聴者にもブラインドの状態でスタート。

必死に聞き分けようとしましたが、吹奏楽ド素人のためよくわかりません。

1年生の未経験者とか聞き分けられてる?大丈夫そ?

私は、なんとなくフィーリングで2番目の方が良いと思いました。

拮抗勝負の末、最後の1票を麗奈が投じる形で、選ばれたのは1番の黒江さん。

ここの投票者もよく見てみると思うところがあります。

川島サファイア、秀一、奏あたりは2番が久美子だと見抜いていたような気がします。

敗北した久美子も部長として、全員を鼓舞し、部員の士気を高めます。

昨年大会、奏は夏紀先輩が選ばれずに自身が選ばれる場合を危惧していました。

そのような選ばれた側へ向けられるヘイトをしっかりとフォローする発言を欠かさないところが黄前部長の凄さ。

これが3年間で成長した黄前久美子の姿か・・・

立派!!!

オーディション終了後

涙を流し、心に秘めた思いを爆発させる奏。

久美子の演奏を分かっていながら、黒江さんを選んだことに涙する麗奈。

泣いちゃうよなー。

なんか作画もすごいし。

さて、今回の一連の騒動は久美子を応援していた私にとっては悔しい結果となりました。

しかし、この結果は各々が"己の正しいさ"に従ったからこその結果だと言えるでしょう。

みんなで楽しく合奏をすることを望めば、ソロをやらない選択もできた黒江さん。

久美子とのソロを望めば、ソロに選出できた麗奈。

久美子も、最後の大会でのソロを確実に望むのであればブラインド審査でないほうが部長に票が集まる可能性が高まります。

ただ、全員がそうしませんでした。

そして、あの結果が生まれました。

最後に久美子が発した「この気持ちを頑張って誇りにしたい」

という言葉がこの回の全てだと思います。

正しいと思ったことを実行に移したこと、正しいと思って出した選択を尊重したこと、そして結果悔しい思いをしたこと。

山王ではありませんが、大きな財産になり、未来への糧となるでしょう。

正しさだけでは生きていけないと言いますが、正しく生きていこうとする姿勢は大切だと感じさせられました。

"凄い大人"と言われるよう、努めていかなければと。

今一度襟を正したいと思います。

まだまだ語りたいことがありますが、最終回後にでも、まとめて書き記します。

次回、最終回。

黒江さんめっちゃいい笑顔!

部長にとって大きな意味を持った一年間の想いをぶつけた"一年の詩"を響かせ、金とって、報われてくれ!!

それでは!!


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