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アンタが女の子だったら、お父さん出て行かなかったのに…【毒親・第2話】

小1で父が弟を連れて元婚約者宅に出て行った後、生活保護を受けました。

僕はストレスで髪の色が落ち、抜け毛も多くなりました。

そんな僕を見て母は…

「髪の毛が茶色で女の子みたいでカワイイね。」

「アンタが女の子だったら、お父さん出て行かなかったのに…。」

…そう言って、医者に見せる事はありませんでした。

…というよりストレスで髪の毛の色が落ちたりするという事自体知らなかったようです。


母は生活保護を受けながらスーパーで働きましたが、身なりが派手な為か他の店員たちと馬が合わず休みがちになりました。

公共料金を滞納し、電気とガスを止められるまでに至りました。

そうなる前に支援機関等に相談すべきだったと思いますが、性格が極端な母はお金さえあれば全て解決出来ると考え、駅前のラウンジで働くようになりました。


羽振りは良くなりタクシーで出勤・退勤…

派手な服装に、派手な貴金属…


その内、店が忙しいから泊まると言って、家を空ける事が多くなりました。


僕は母が置いていくお金で、スーパーの総菜やお菓子を買い、それらを家で独りぼっちで食べて…

寂しくなったら、ゲームをしたりテレビを観たりして過ごしました。

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