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しろつめくさ
2024年3月19日 20:41
面白いが、難しい。すっきりと理解して楽しむ類の話ではない。読んでいてしんみり、じんわり、面白いなあと感じるもの。現実をぼかす、嘘の混ざったもの、または嘘そのものを現実と思い込ませる。高山羽根子さんの小説にも、似たようなところがあり、SFなのに本当にあったことのように感じる文章です。だから、この本で言えば、高山羽根子さんの小説は、映像的なのかもしれない。