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あの時の私は何だったのだろう

いくら普通に生活していても

私には 時々突然よみがえってくる景色があります


先に言うと 当時何かされたわけでもありません


高2の時の 文化祭の日のことです


この年は、母がPTAのお手伝いで学校に来ていました。

私と母はこの日 「お昼休みの時間は一緒に過ごそうね」 と約束していました


お昼の時間になって 私は母がいる調理室へ向かいました

この日の調理室は廊下側の窓が全て全開で 

お母さま方が作業をしている様子は 教室に入らずともよく見えました

皆がいそいそと作業をしている中を 私が私の母の姿を見つけた瞬間

お互いにお互いを見つけて 母が調理室の窓から私に手を振ってくれた瞬間


私はなぜか 涙があふれてきて 止まらなくなりました

母は私を抱きしめてくれました

私は母に背中をさすられながら 何を言われたのかははっきりとは覚えていません

「よしよし」とか「よく頑張ったね」とか そういったところでしょうか


私の視点は ただただ 涙があふれてしょうがなかった

そんな景色です。


これを時が経って ほぼ反射的に思い返してしまった現在(いま)の時、

よく 「あの時の私はどんな感情だったのだろうか」と考えてみてしまいます。


あの日 

変わったことは何もなかった 

でもあの日

私は泣いた


高2の文化祭の記憶は それだけです

それ以外何も覚えていなくって 不思議なくらいです


あの日私の心に何があったのか?


現在(いま)の私の記憶をたどるには

「絶望」 が一番近い言葉でした

なんで私は こんなところにいるんだろう

そう思って 当時の私は泣いていました

そんな憶えがあります


当時の話の続きをすると その後私たちは、母がお昼休みをいただいて一緒にご飯を食べました。

それ以降の記憶は 今の私には 遺っていません

どういうふうに分かれたのか どういう下校の仕方をしたのか

文化祭のステージは何があったのか

全て記憶から抜けています 笑

あの時間しか 憶えていない私 そんな私は今や23歳です

大学も卒業しました

あの現象から 6年が経とうとしています

こんなにも時間が経っているのに、私は何をしているんだろう?笑

今もよみがえる、あの景色。

私はいつ 卒業できるのでしょうか?笑

#8月31日の夜に

頂いたサポートにお応えできるよう、身を引き締める材料にしたいと考えています。宜しくお願い致します。