高校留学

高校生のときに留学することにこだわりを持っていた私がニュージーランドに留学したのは高校3年生の夏。
ニュージーランドは羊のイメージが強くて、それは自然豊かな田舎って感じなのだけれど、私が留学した先はウエリントン。
ニュージーランドの首都で北島の一番南。
ニュージーランドで日本人にとっても有名な都市はやっぱりオークランドやクライストチャーチで、ウエリントンは日本人も少なく、首都だけど全体の人口も少ないニュージーランドの中では2番目に人口が多いと言っても40万人。日本の都会から来る人たちとってはそれはそれは田舎の地方の街って感じだと思う。
だけど私は日本の中の片田舎、人口16万人の都市の中でもまた端っこの方。そこから出たことのなかった私にとっては、それは大都会でした。
たまたま通うことになった高校も大きくて、実はその高校には当時私の他に日本人が3~4人いた。

本当は、もっと田舎に行きたかった、日本人のいない高校に行きたかった、とか、言い出せば切りがないけれど、全国の交換留学制度に参加した私は、なんでも自分が勝手に選べれる訳ではなかった。
10ヶ月の留学期間の間に、いろんなことがあったけれど、今思えば、国さえも希望は出せるけれど自分でこの高校に行きたいから、この国、とか決定権があった訳ではなく、たまたまニュージーランドに決まって、たまたまその高校に決まった。だけどそこに行かなければ全て経験出来なかったことで、出会えなかった人たちばかり。そう思うとやっぱり、物事はそうなるべくしてそうなってるんだなぁ、、なんて思う。
人生って本当はきっとそんなことばかりなんだろうな。

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