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HSK4級 中国語を始める方にこそオススメの目標

中国語に興味があるけど何から勉強したらいいのか分からない、と考えている方も多くいらっしゃると思います。

  • 中華圏に旅行に行きたい

  • 中国語の映画やドラマにハマっている

  • 仕事で中国語を使う必要が出てきた

  • 将来の海外駐在、キャリアアップのため中国語を勉強したい

これから中国語を勉強する方には、HSK4級取得を目標に勉強するのをオススメします!

HSK4級とは、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストです。

「幅広い範囲にわたる話題について、中国語でコミュニケーションをすることができ、中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」ことが求められます。

HSK公式サイト https://www.hskj.jp/level/w_4/

HSK4級の勉強だけでは中国語を話せるようにはなりませんが、中国語の基礎を学ぶのに適切な目標です。

目標の到達に向けて勉強することで、その目標を越えることが達成感やモチベーションの維持につながり、勉強を継続する源になります。

今回は、私が実際に行なっていた中国語学習方法をご紹介します。

私は中華圏に約4年駐在していました。中華圏に赴任後、中国語をゼロの状態から勉強開始して、中国語を使いながら商談するまで上達しました。
HSK5級に合格しています。

HSK4級に合格するための勉強時間は?

HSK4級に1ヶ月で合格!といった記事や情報もありますが、私の実体験からすると相当な語学センスが無いと難しいと感じます。

あまりにも早い目標設定にすると勉強が続かないので、6ヶ月後の合格を目指して1日1時間、中国語の勉強を続けてみてください。

ちなみに、HSK公式による4級合格に必要な勉強時間は以下の通りです。

1200語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第二年度後期履修程度の学習が目安とされています。

https://www.hskj.jp/level/w_4/

これをざっくりと学習時間に試算すると、192時間となり、ほぼ、毎日1時間の勉強を6ヶ月続けた場合の時間と同じになります。
大学の授業 3時間/週(1.5時間×2回)×大学の開講期間 32週(8ヶ月)×2年=192時間

学習の進め方

いきなり4級のテキストから取り掛かるとちんぷんかんぷんになってしまうので、以下の順で学習を進めます。

  1. 中国語に慣れる

  2. HSK4級の単語、リスニングを強化する

  3. 過去問で傾向を掴む

1,中国語に慣れる

先ずは、中国語学習の入門書を買ってそれを読み込みます。中国語に慣れること、中国語に触れる習慣を作ることが目的です。

タイトルに「入門〜」、や「初めて〜」が入っている参考書です。本屋やwebサイトで中身を見て、ご自身にしっくりくるものを使用してください。

複数回繰り返して感覚的に慣れていきます。
約1ヶ月で読み込みます。

※どのテキストを使っても効果の差はあまりないと思います。気に入ったものを複数回読み込んで中国語に慣れていくことが大事です。

2, HSK4級の単語、リスニングを強化する

中国語に慣れてきたら、HSKの対策本を使ってHSKの攻略と同時に中国語力のアップを目指します。参考書を選ぶ際は、答えの解説が充実しているものがオススメです。なぜその答えになるのかを理解することが、上達への近道となるはずです。

※ここでは特に、単語とリスニングを集中して強化します。
文法は上記1の入門書である程度は理解できているので、ここでは、難易度の高い単語とリスニングに特化します。

3ヶ月かけて繰り返し復習しましょう。
初めのうちは、単語を覚えるまで時間がかかったり、リスニングが全く分からず苦労すると思いますが、繰り返し復習することで、少しずつ理解できるようになってきます。

3, 過去問で傾向を掴む

最後は公式HSK過去問で試験に慣れることと対策をします。繰り返しやることで理解が深まります。
5回分のテストが入っているので、これを繰り返して行うことで試験の傾向がつかめます。

※ここで分からない単語や文法が出てきた時は、文章ごと覚えてしまいましょう。繰り返し解くことで定着します。

2ヶ月かけて、問題を覚えるくらい繰り返しましょう。

まとめ

中国語を初めて勉強する方が、HSK4級に合格するまでの勉強法をご紹介しました!

  1. 中国語に慣れる:1ヶ月

  2. HSK4級の単語、リスニングを強化する:3ヶ月

  3. 過去問で傾向を掴む:2ヶ月

勉強中はしんどいことも多いと思いますが、気長にコツコツがんばりましょう。
みなさまの中国語学習の参考になると嬉しいです。

最後に、私が使っていた参考書を紹介します。

1,中国語の入門書

絵も多く使われており、視覚的に中国語の構造を理解できるため分かりやすいです。

2, HSK対策本

1日ごとにやることが決められており、1ヶ月で完結します。毎日、単語パート→リスニングパートの順番で学習が進むので、定着もしやすく使いやすい参考書です。

3,HSK公式過去問

試験対策の王道である公式過去問です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!いいねを押してくれると嬉しいです!

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