江戸藩邸を辿る〜黒田家(福岡藩)編〜
司馬遼太郎著『播磨灘物語』の主人公でもある黒田官兵衛が藩祖の黒田家
豊臣家恩顧の西国・外様大名の江戸藩邸とはどんな感じだったのでしょうか?
それでは、今回も下級武士になったつもりで、下屋敷(渋谷)→中屋敷(赤坂)→上屋敷(霞が関)を辿っていきます
下屋敷跡(渋谷区東1-6)
現在は、渋谷図書館になってます
近くには国学院大学があります
交通アクセスは渋谷駅から歩いて10分強
閑静な住宅街や「渋谷城」跡の金王八幡宮があり、周辺の雰囲気もとてもよいところです
下屋敷〜中屋敷
距離にして約4km
首都高の下をずっと辿っていくのとまっすぐなのでわかりやすいです
六本木ヒルズ前を通過するあたりから賑やかな街並みに変わっていきました
中屋敷(港区赤坂2-12)
跡地はこれといったものはありませんでした
周辺にはアメリカ大使館横の南部坂登った先に勝海舟の居住跡がありました
さらに「勝海舟と坂本龍馬』の銅像を発見
中屋敷〜上屋敷
約1.5kmの短い距離でした
一本道を間違えて山王坂を登って、国会で議事堂正面に
金木犀の二回咲きの香りがほのかに漂っていました
上屋敷(千代田区霞が関2丁目)
現在、跡地は外務省が建っています
斜め向かいには以前紹介した上杉家の上屋敷跡がある法務省
あちらは立派な建物ですがこちらは外務省ながら意外に簡素ですね
残念ながら屋敷跡を表す標柱や案内板は、今回見つけられませんでした
【まとめ】
下屋敷→中屋敷→上屋敷まで約5kmで1時間強
下級武士がこのルートでお使いに行く場合、往復だからその倍かかるのを忘れてました
現代の通勤時間と同じ感じだったのかも
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