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トランプが8月復帰を信じている説の検証

何回か記事を見かけて気になっていたので、ちょっと検証。

先ずはWe the MediaにもあったForbesの記事。

Forbesによると、これを報じたのはNYTとワシントン・ポスト。

NYTの記事はこっち

Mr. Trump, who White House officials said watched with pleasure as his supporters stormed the Capitol and disrupted the Jan. 6 certification of the Electoral College vote, has told several people he believes he could be “reinstated” to the White House this August, according to three people familiar with his remarks

この箇所だろう。ホワイトハウスの補佐官によると1月6日のキャピタル乱入を喜んで見守っていたトランプ氏は周囲の複数の取り巻きに8月にはホワイトハウスへと復帰できると信じているとこの発言に詳しい3人の情報筋がNYTに明かした。

重用なのは「according to three people familiar with his remarks」の部分。

つまり、無名の情報源である。この3人をとっ捕まえて確認しようにもNYTの記者以外これがだれかわからないし、さらに言えば存在するのかも不明。

最初のForbesにあるように

his spokesperson Jason Miller said Friday “it’s not true” after his daughter-in-law Lara Trump said there are “no plans” for him to be in the White House in August.

だから、トランプのスポークスマンであるジェイソン・ミラーは「事実ではない。」と証言し、ローラ・トランプは「8月にホワイトハウスへもどる予定なんてない。」と否定している。

ここまでくれば、過去4年の報道とトランプの言動を見守ってきた人ならもうおわかり。メディアのでっち上げの確率90%以上。

Forbesの記事によると、トランプ自身は

“we’re going to take back the Senate, take back the House, we’re going to take back the White House – and sooner than you think,”
我々は上院の多数派に返り咲く。そして下院も取り返す。そしてホワイトハウスも皆が思っているよりも早く取り返すよ。

と言っているので思わせぶりであり、「あーほんとにこのおっさん8月に帰ってくるつもりだ。」という印象を与えるのに十分なリップ・サービスであり、これぞplausible deniabilityの極みである。

こちらにビデオがあって発言確認できる。

非常に紛らわしいがこれが員骨頂

つまり、よくよく調べたらメディアのウソってわかるんだけど、メディアのウソが本当に見えるような方便をつかって援護すらしてしまい、メディアのウソが拡散するのを助けるのだけど、本人はギリギリセーフでおかしなことは言っていない。ただ単に紛らわしいこと極まりないのね。

就任以来、こうやってメディアに騙される人を増やすのがトランプの趣味の様に見えるけど、ある日なんかのきっかけでメディアの方がおかしいんじゃないかな?と思ったときの反動がすごいんだと思う。とにかくメディアには今までどおりウソにウソを重ねてもらう。そして国民が見抜くことを信じて、できるだけ誇張してやる、分かり易い事実を積み重ねる。これがトランプが一貫してやっていることだと思うよ。

まどろっこしいようで、これが目指すゴールへの最短なんじゃなかろうか。

なんどもいったけど、Qたちは一過的な解決法を臨んでいないと思うんだな。永続的な解決法だけが欲しいように見える。これには、我々一人ひとりがメディアとメディアを影で操っている人たちに騙されたという経験をつんで、自分で見抜く経験が欠かせないし、PTAや町内会、市町村の議会レベルから参加していって自分たちの権利を守り抜く自覚をもってもらう。そこがゴールだと思う。

Just enjoy the show!

Qの有名なフレーズのこれも非常に意味深い言葉で、私もちょっとまえまでは「?我々はただ座って見守っていればいいのか?」とちょっと困惑していたんだけども、キャピタル乱入をみればQがこう言い続けていたことの意味がわかる。

とにかく保守派の仲間には超法規的措置な暴力や私刑に走らないように、軍に任せとけ!というこのメッセージが重用だったんだと思う。

しかし、Qが消えてみると、結局オレらがやんないとなんも変わらないなとアノンも気づくし、キャピタルヒルのあとの批判をみても、あくまで合法的に戦わないと支持が広がらないことを再確認したところでもあるから、地道に地方レベルから声を上げるMAGAやアノンがアメリカでは増えたなーと感じるんだよね。

そうやって、草の根的な運動から有機的にDSを我々国民が倒すんだよ。すると、我々は経験値を積んで倒し方を覚えるし、予防法も考えるし、当事者意識ができるんだな。

そうやって別の人たちが新たなDSにならないように、広く意識を高めて、経験すらつけてあげて、我々国民が敵を認識できて倒し方も知っているという状態にすること。これがゴールなんだな。

だからまだマラソン。

Qはオワコンなのだ。マーレイ氏の批判を耳をかっぽじって聞こう。